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2026.09.11PHC(PHCbi)

PHCbi、ノンフロン-85℃フリーザーを刷新

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Photo: Stefan Cosma / Unsplash

PHC が、ノンフロン -85℃超低温フリーザーの「⁠VIP SMART⁠」「⁠Frostless⁠」両シリーズを刷新した。いずれも700Lと500Lの2機種で、700Lが9月、500Lが後日の発売となる。

目を引くのは電気代のほうです。VIP SMART は自然冷媒と2回路インバーター制御を採り、⁠1日あたりの消費電力を5.4kWhに抑えたとしています。同社はこれを超低温フリーザーとして業界トップ水準の省エネ性能だと説明しています。Frostless のほうは、内扉に真空断熱パネル(VIP)を入れて断熱を上げ、内扉に付く霜を減らしました。霜取りの手間が減る、という現場寄りの改良です。

電気代と霜が、地味に効いてくる理由

超低温フリーザーは、いったん入れたら年単位で止められない装置です。セルバンク、原薬、臨床検体。中身が高価なほど、止められません。

つまり24時間365日、電気を食い続けるということです。1台あたりの差が小さく見えても、台数と年数を掛けると効きます。1日5.4kWh は、年間でおよそ2,000kWh弱の水準にあたります。ラボの光熱費に占める割合が大きい装置なので、更新時にここを見る施設は多いはずです。

霜のほうは、電気代ではなく中身の安全の話です。内扉に霜が付くと、開閉のたびに庫内へ冷気が入りにくくなり、扉の密着も甘くなります。霜取りのために中身を移す作業も、そのつどリスクになります。細胞の凍結保存とコールドチェーンで問われるのは温度の記録だけではなく、⁠記録に出ない温度の揺らぎをどう減らすかです。霜を減らす設計は、その一手にあたります。

冷媒がノンフロンであることも、いまは選定条件に入ってきます。フロン類の規制は段階的に進んでおり、装置の寿命が10年を超える以上、更新時点での規制ではなく更新後の規制で考える必要があります。

なお、価格と販売目標は公表されていません。冷凍能力や温度復帰の速さといった、実務で効く数値も発表資料からは読み取れません。

※ 本ページは公開情報(PHC の発表)をもとにしたProglenth編集部による整理です。仕様・価格の詳細は一次情報および各社の公式発表をご確認ください。

メーカー公式
kyodonewsprwire.jp
メーカー公式を見る ↗

本記事はメーカーの公式発表をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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