フローセルとは?検出器の心臓部と、光路長・容積のトレードオフ
フローセル(flow cell)の役割と設計上のトレードオフを整理します。UV検出における光路長と感度の関係(Lambert-Beerの法則)、セル容積とピーク広がり、気泡・汚れによる異常、屈折率変化やベースライン変動の見方、プロセス用インラインセンサーやSPR・BLIでのフローセルまで実務目線で解説します。
SPRは、センサーチップ表面で起こる分子間相互作用を、ラベルフリーでリアルタイムに測定する方法です。流路を通してサンプルをセンサーチップ上に流し、結合に伴うシグナル変化を測定します。詳細な速度論解析や親和性評価に強い方法です。
SPRは、抗体やタンパク質、低分子などの相互作用をリアルタイムで測定するために使われます。
抗体候補の親和性評価、結合速度解析、エピトープビニング、抗体と抗原の結合確認、Fc受容体との結合評価、低分子スクリーニングなどに使われます。
基本的には、センサーチップ上にリガンドとなる分子を固定化し、アナライトを流路から流して結合・解離を測定します。
SPRとBLIは、どちらもラベルフリーで分子間相互作用を測定する方法です。測定原理とサンプルの供給方法が異なり、得意な場面も変わります。
SPRは「詳細な相互作用解析に強い装置」、BLIは「多検体・簡便なラベルフリー測定に強い装置」と考えるとわかりやすくなります。
センサー先端の干渉パターン変化を測定する
センサーチップ表面の屈折率変化を測定する
センサーをサンプルに浸す
流路でサンプルを流す
多検体スクリーニングや培養上清測定に使いやすい
詳細な速度論解析・低分子相互作用・高感度解析に強い
センサー選択・サンプル蒸発・振とう条件に注意
流路・チップ・固定化条件・再生条件の管理が重要
抗体濃度測定・スクリーニング・エピトープビニング
親和性解析・結合速度解析・低分子スクリーニング
粗サンプルにも使いやすい場合がある
精製サンプルでの詳細解析に向く
掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)