打錠(圧縮成形)
顆粒や直打用混合末を臼で圧縮し、重量・硬度を制御して錠剤を成形する。
- 圧縮成形
- 重量・硬度制御
打錠・充填設備は、造粒・混合を経た粉体を錠剤に圧縮成形する打錠機と、カプセルや瓶・スティックへ粉末/顆粒を計量充填する充填機の総称で、固形製剤の成形・充填工程の中核を担う製造設備です。含量均一性・硬度・生産性・封じ込めが主要な論点になります。
打錠機は、造粒・混合を経た顆粒や直打用混合末を臼に充填し、上下杵で圧縮成形して錠剤を連続生産する装置です。生産性に直結する回転式(ロータリー)が主流で、ターンテーブルの臼数・回転数とともに、予圧と本圧の二段圧縮、過充填解除(フィードフレーム)、錠剤排出を一連で行います。打錠圧と杵の充填深さで重量・硬度を制御し、含量均一性は供給末の流動性と偏析の抑制が支配します。
カプセル/粉末充填機は、ハードカプセルへの粉末・顆粒・ペレット・微錠の計量充填や、瓶・スティック・サシェへの粉末/顆粒充填を担います。カプセル充填はドージングディスク式(圧縮プラグ)とドージングノズル(タンパー)式が代表で、低用量・微量の高活性原薬では計量精度と封じ込めの両立が論点です。粉末分包・瓶詰めでは充填量のチェックウェイングと供給安定が品質を左右します。
選定では、目標とする生産速度(錠/時・カプセル/時)、製剤の流動性・圧縮性・付着粘着性、要求する硬度・崩壊・含量均一性、品目切替の頻度と段取り替え(金型・チェンジパーツ交換)を軸に方式を絞り込みます。高活性・細胞毒性品ではアイソレーター/封じ込めOEB対応、湿気感受性品では低湿度環境やダスト・金属検出、IPC(重量・硬度・厚み・崩壊)と排出機構の組み込みも工程設計の要点になります。
基本的には、供給末(顆粒・混合末)またはカプセル/充填物を準備し、金型・チェンジパーツを段取りして圧縮または計量充填し、IPCで重量・硬度を管理しながら連続運転します。
打錠・充填設備は、固形製剤の製造工程のうち成形・充填(プロセス後半)と、それに連なる前処理・検査工程で使われます。
顆粒や直打用混合末を臼で圧縮し、重量・硬度を制御して錠剤を成形する。
ハードカプセルへ粉末・顆粒・ペレット・微錠を計量充填する。
瓶・スティック・サシェへ粉末/顆粒を充填し、充填量を管理する。
重量・硬度・厚み・崩壊をチェックウェイングし、打錠圧や充填深さへ補正する。
高活性品はアイソレーター/OEB対応で封じ込め、ダスト・金属検出を行う。
打錠・充填設備は、経口固形製剤として供給されるモダリティーの成形・充填で使われ、低分子医薬品で関連度が最も高くなります。