細胞の凍結保存では、氷が「いつ・どこで」できるかが解凍後の生存率を大きく左右します。HOHCells(米メリーランド州)は2026年3月、クライオバイアルに入れるだけで氷核形成の起点を与えるインサート「FreezOpt」を発売しました。二酸化ケイ素(シリカ)粒子を生体適合性ポリマーに分散した独自素材で、凍結防止剤の濃度や既存の制御速度凍結プロトコルを変更せずに使えるとしています。
研究用(RUO)として96個パッケージで提供され、一般的なクライオバイアルや制御速度凍結ワークフローに対応。社内ベンチマークでは、従来法に比べ解凍後の生存率が50%超改善し、生細胞の回収がほぼ倍増した例が示されたとされます(メーカー公表値)。開発はメリーランド幹細胞研究基金の支援を受け、メリーランド大学のMtech Venturesで製造されるとしています。
細胞治療では、原材料・中間体・製品の各段階で凍結保存が品質と物流を左右します。凍結保存と物流設計の考え方は細胞治療の凍結保存と物流も参照。
※ 本ページは公開情報(Business Wire / HOHCells)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。