支援サービス・受託
2025.07.03Lonza

AAV製造、一過性か安定産生株か──Lonza「Xcite®」が〈二刀流〉で工業化を狙う

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AAV(アデノ随伴ウイルス)の作り方には、大きく二つの道があります。必要なたびにプラスミドを細胞に入れる「一過性トランスフェクション」と、ウイルスを作り続ける細胞を樹立しておく「安定産生株(PCL)」です。Lonzaは、この両方を「Xcite®」プラットフォームとして用意し、受託で選べる形にしています。

二刀流の意味

一過性は立ち上げが速く、初期開発や少量に向きます。一方、安定産生株は樹立に時間がかかるぶん、商用スケールでの再現性とコストに強い。どちらが正解というより、プログラムの段階によって最適が変わります。両方を持つことで、「開発初期は一過性、商用は安定産生株」といった乗り換えを、同じ供給元の中で設計できます。

なぜ受託でこれが効くのか

AAV製造は、抗体医薬ほど技術が成熟しておらず、新しいカプシドが出るたびにプロセスの作り直しが起きがちです。公開情報では、Lonzaの一過性プラットフォームは独自の懸濁クローナルHEK293細胞を使い、最大1×10¹² vg/mL級の力価が報告されています。こうした作り込まれた土台を借りられることが、受託を使う価値になります。

現場目線でのポイント

見ておきたいのは「乗り換えのしやすさ」です。開発段階で選んだ作り方が、商用で足かせにならないか。一過性と安定産生株を地続きで持つ供給元は、その移行リスクを下げる選択肢になります。

逆に、両方あるぶん「自社のプログラムにはどちらが効くのか」を見極める目も要ります。早い段階で作り方の出口を意識しておくことが、後工程の自由度を左右します。

※ 本記事はメーカーおよび業界メディアの公開情報をもとにした紹介です。仕様の詳細は公式情報をご確認ください。

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