知っておきたいこと
札幌での成り立ち
化合物安全性研究所の起こりは、1967年に北海道庁衛生部が北海道大学医学部の教授に医薬品の毒性試験を依頼したことです。1969年2月に有志が安全性試験協会をつくり、1970年9月に株式会社として設立されました。英文の社名はSafety Research Institute for Chemical Compounds Co., Ltd.です。
1980年9月にはGLP体制を採用しています。1993年7月、札幌市清田区真栄に本社札幌研究所が完成し、試験はいまもここで行います。営業の窓口は東京都墨田区の東京事務所で、福岡と石川にも拠点を置いています。資本金は2億5,040万円、従業員は2025年4月1日現在で107名です。
非臨床試験の範囲
対象は、医薬品、医療機器、再生医療等製品、農薬、化学物質、食品、化粧品などの安全性試験と薬理試験です。沿革を見ると、1987年に一般薬理の試験を、1992年に復帰突然変異試験・染色体異常試験・小核試験を始めました。札幌研究所には、1997年にイヌ、1998年にウサギの飼育施設が加わっています。
2003年に医療機器GLPの試験を、2010年に再生医療等製品の安全性試験を始めました。2012年からは、牛の摘出角膜を使う眼刺激性試験の代替法(BCOP法)も受けています。2013年には、HS財団による動物実験の第三者認証を取得しました。
7分野のGLP調査
公式サイトには、分野ごとのGLP調査の記録が載っています。医薬品GLPは1985年10月が最初の評価で、最新は2026年1月29日の「適合」でした。医療機器GLPは2007年から、再生医療等製品GLPは2016年から評価を受け、どちらも最新は同じ2026年1月29日の「適合」です。
化学物質GLPは1993年から確認を受け、2026年3月2日に「基準適合」となりました。農薬GLPは1988年からで、最新は2024年10月です。飼料添加物GLPと動物用医薬品GLPの評価も、1990年代に受けています。
医薬品から農薬・化学物質まで、各省庁のGLPの調査を1つの研究所で受けてきました。
臨床試験の支援
臨床事業は2001年10月に始まりました。企業治験、医師主導治験、特定臨床研究、生物学的同等性(BE)試験で、モニタリング、監査、統計解析、実施医療機関の選定と調査、文書の作成を受けています。2026年6月には、共同開発したBE試験向けの「CSR(BE)エディタ」の本格運用を始めたと発表しています。2024年2月には労働者派遣事業の許可を取り、非臨床と臨床の業務への人材派遣も行います。
日本からの頼み方
試験の相談は、東京事務所の電話(03-6666-9247)と公式サイトのお問合せフォームで受けています。本社・札幌研究所の電話は011-885-5031です。
公式サイトには、医薬品、GE医薬品、医療機器、再生医療等製品、農薬、アカデミアの別に案内のページが並びます。非臨床試験の申し込みから報告までの流れを示したページもあります。