CDMO

Kaneka Eurogentec

ベルギーのリエージュ・サイエンスパークに本社を置き、2010年からカネカの傘下にある会社です。細菌と酵母でつくる組換えタンパク質やプラスミドDNA、試験管内の転写でつくるmRNAについて、開発とGMP製造を受けています。

本社
ベルギー・スラン(リエージュ・サイエンスパーク)
日本
同社の拠点一覧に日本は無く、ベルギーと米国のみ。親会社のカネカは大阪に本社を置く
見積・問い合わせ

Kaneka Eurogentec

ご依頼はいったん Proglenth 編集部が受け取り、内容を確かめてからKaneka Eurogentecにお伝えします。型番がわからなくても、用途や規模を書いていただければ送れます。

ご依頼の種類
公式サイト ↗掲載内容の修正を依頼
従業員492人グループ全体。事業部門は3つ、製造拠点は4か所(同社サイト)
最大の発酵槽2,200LGMPの発酵室は4つ(80L・150L・500L・2,200L)
プラスミドDNA1バッチ1kg1回の培養で製造したと2024年に発表
組換えタンパク質のGMPプロセス300以上出荷したGMPのバッチは1,000以上(同社サイト)
Services

サービス内容

モダリティできること規模拠点
組換えタンパク質(微生物)菌株からの工程開発・技術移転・最適化、GMP製造。封入体の巻き戻し、ペリプラズムでの発現、分泌、可溶性の発現。酵素・サイトカイン・増殖因子・融合タンパク質・組換えワクチンなど規模発酵槽80〜2,200L拠点スラン(ベルギー)
抗体断片・VHHVHH、scFv、Fab、ダイアボディ、二重特異性のタンデムscFvの工程開発とGMP製造(大腸菌とピキア酵母)規模研究用の細胞バンクからGMPのバッチまで8か月拠点スラン(ベルギー)
プラスミドDNA原薬や、ウイルスベクター・mRNAの出発原料としてのGMPプラスミドDNA。2.5〜16.5kb、抗生物質を使わない系も。精製はクロマトグラフィー1段規模80〜2,200Lの培養、1バッチ1kgまで拠点スラン(ベルギー)
mRNA(IVT)プラスミドの線状化、試験管内の転写(IVT)、修飾ヌクレオチドの導入、キャップの付加、精製(沈殿・TFF・クロマトグラフィー)、品質試験。研究用から治験・商用まで規模0.1〜50g、通常は10Lの単回使用槽拠点ベルギー(GMP室4つ)
結合体ペプチドとタンパク質の結合体、PEG化タンパク質、多糖とタンパク質の結合
治療用オリゴ核酸非臨床と第1・2相の治験向けのGMPのオリゴ核酸拠点ベルギー

強み

News

Kaneka Eurogentecの関連ニュース

ニュースをすべて見る →

知っておきたいこと

リエージュ大学発の会社とカネカ

Eurogentecは、1985年にベルギーのリエージュ大学から生まれた会社です。2010年に、大阪に本社を置く化学会社のカネカの傘下に入りました。カネカは1970年にベルギーに子会社を設けていて、日本の化学会社の中で早くから海外に出たと同社は説明しています。本社はリエージュ・サイエンスパーク(スラン)にあり、従業員は492人です。研究用の試薬や診断用の製品も扱い、医薬品の受託製造はBiologics Divisionの担当です。

細菌と酵母でつくるタンパク質

タンパク質の受託製造は、細菌と酵母を使う生産系に絞っていると同社は説明しています。治験薬と商用の原薬を、FDA・EMA・PMDAの要件に沿ってつくるとしています。組換えタンパク質のGMP製造は1994年からで、300以上のプロセスを開発し、1,000以上のバッチを出荷してきました。酵素、サイトカイン、増殖因子、融合タンパク質、組換えワクチンなどの実績があります。抗体の断片も扱います。VHHは研究用の細胞バンクから8か月でGMPのバッチまで進めるとしています。

開発の進め方は2つです。発酵は同社の標準の方法を使い、精製と品質試験を詰めて早く渡すのがFastTrackです。発酵の条件から最適化して収量を上げるのがOptiTrackです。

2,200Lの発酵槽とプラスミドDNA

GMPの発酵室は4つで、発酵槽は80L、150L、500L、2,200Lです。施設はベルギーの医薬品庁(AFMPS)とFDAの査察を受けています。プラスミドDNAは2004年からGMPでつくっていて、原薬にも、ウイルスベクターやmRNAの出発原料にも使えます。FDAの査察は2011年、2013年、2014年、2017年に受け、FDAにはドラッグマスターファイル(DMF)を登録しています。

2024年には、1回の培養で1kgのプラスミドDNAをつくったと発表しました。精製のクロマトグラフィーを1段にして、費用を抑えたとしています。

mRNAの商用施設

mRNAは、試験管内の転写(IVT)で0.1gから50gまでつくります。ふだんは10Lの単回使用の培養槽を使い、ベルギーに4つのGMP室があります。2025年6月には、商用の製造に向けて広げたmRNAの施設が、ベルギーの保健当局の認定を受けました。顧客の承認申請(BLA)を見越して整えた施設で、査察では重大な指摘も主要な指摘もなかったと同社は説明しています。

mRNAの鋳型になるプラスミドの製造から、mRNAの出荷までを1社で受けています。

日本からの相談先

同社の拠点一覧にあるのは、ベルギーの本社とBiologics Division、米国フリーモントの子会社です。ほかの地域には代理店がいます。2026年10月7〜9日のBioJapan(横浜)では、ベルギーのパビリオン(ブースC-35)に出展し、バイオ医薬品の担当者との面談を受け付けていました。日本の会社は、公式サイトの問い合わせフォームか本社の代表電話(+32 4 372 74 00)で、つくりたい分子と必要な量を伝えて相談を始めます。