CRO

PhoenixBio

フェニックスバイオ

肝臓の70%以上がヒト肝細胞に置き換わったキメラマウス「PXBマウス」をつくり、マウスと肝細胞の製品、PXBマウスを使う試験のサービスを提供する広島県東広島市の会社です。米国ニューヨークに販売の子会社があります。

本社
広島県東広島市鏡山
日本
本社(広島県東広島市)。米国ニューヨークに子会社PhoenixBio USA
見積・問い合わせ

PhoenixBio

ご依頼はいったん Proglenth 編集部が受け取り、内容を確かめてからPhoenixBioにお伝えします。型番がわからなくても、用途や規模を書いていただければ送れます。

ご依頼の種類
公式サイト ↗掲載内容の修正を依頼
PXBマウスの生産年間4,000匹以上同社サイト
ヒト肝細胞への置換率70%以上試験に出すマウスは概ね80〜85%
製品を使った論文486報2026年7月更新。学会発表は768件(2017年以降、2026年3月更新)
設立2002年3月資本金2,573百万円(2026年3月末)
Services

サービス内容

モダリティできること規模拠点
薬物動態ヒトクリアランスの予測、ヒト代謝物の予測、薬物相互作用の予測拠点本社(広島県東広島市)
肝毒性ヒト反応性代謝物の検出と病理組織解析、ヒトALT1による肝毒性の予測、肝肥大の種差、トキシコゲノミクス
肝炎ウイルスHBV・HCVの持続感染モデルでの抗ウイルス評価、HBVのin vitro評価
核酸・遺伝子治療・抗体ヒト特異的な遺伝子配列・タンパク質を標的とする核酸医薬、抗体医薬、分子標的薬の有効性・安全性の評価。遺伝子治療とゲノム編集の評価
病態モデルMASH(NASH)モデル、HBV・HCV感染モデル、痛風モデル、OTC欠損症モデル(開発中)、MASH-肝がんのSTAM™マウス
製品PXBマウス、PXB-cells(新鮮・凍結など)、PXBマウスの肝臓と血液の生体試料

強み

知っておきたいこと

広島のヒト肝細胞キメラマウス

フェニックスバイオは2002年3月に設立され、本社は広島県東広島市にあります。ヒト肝細胞の機能を保ったまま、実験動物の体内で大量に増やす技術を開発し、その肝細胞を使う事業を展開してきました。北米を中心とする海外市場の営業拠点として、米国ニューヨークに子会社のPhoenixBio USAを置いています。

米国デラウェア州のCMHL Consortiumも子会社です。PXBマウスの有用性を製薬企業、CRO、大学と共同で検証する組織で、2021年3月時点で海外製薬企業8社を含む11機関が参加しています。

PXBマウスの中身

PXBマウスは、肝臓の70%以上が正常なヒト肝細胞で置き換わったマウスです。試験に出すマウスの置換率は、概ね80〜85%です。ホストにはuPA+/+/SCIDマウスを使い、増えたヒト肝細胞が正常な肝小葉をつくります。ヒトアルブミンを産生し、ヒト型の胆汁排泄を示すと同社は説明しています。正常なヒト肝臓で発現するmRNAの95%以上が、この肝組織でも発現します。

生産は年間4,000匹以上です。独自に開発したホスト動物を使い、数か月にわたって高い置換率を保てるとしています。

試験の実施例

公式サイトの実施例では、30化合物のヒトクリアランスの予測を、PXBマウス、サル、ラットで比べたデータを紹介しています。ヒト代謝物の予測や、ケトコナゾールによるミダゾラム代謝の阻害を確かめた薬物相互作用の例も並びます。

肝毒性では、ヒト反応性代謝物の検出、ヒトALT1を使う肝毒性の予測、肝肥大の種差、トキシコゲノミクスの例があります。B型・C型肝炎ウイルスは持続感染し、インターフェロンなどの抗ウイルス効果を評価できます。

提携するCROと販売網

同社は、提携するCROと組んで試験のサービスを提供しています。提携先には、Axcelead Drug Discovery Partners、残留農薬研究所、シミックファーマサイエンスなどが並びます。

PXBマウスを使う試験は、提携するCROと組む形でも受けています。

2026年8月には、SMCラボラトリーズと原発性ヒト肝細胞がんモデルの共同開発と共同マーケティングを始めました。同じ月に、実験動物を生産・販売する日本エスエルシーも、PXBマウスの取り扱いを始めたと案内しています。

日本からの頼み方

相談は、公式サイトのお問い合わせフォームで受けていて、3営業日以内に連絡すると同社は説明しています。本社の電話は082-431-0016で、受付は平日の9時から17時30分です。

2026年11月16日には、つくばで開かれる日本薬物動態学会のショートコースで、同社がランチョンセミナーを開く予定です。