核酸製造のAldevron(Danaher傘下)が、mRNAの試験管内転写(IVT)合成に使う線状DNA(linDNA)鋳型を、細胞を使わず酵素的に作る「Alchemy」技術を発表した(2025年1月21日、まず研究グレードで提供)。
「鋳型づくり」を無細胞にする意味
mRNA医薬・ワクチンは、DNA鋳型からIVTでmRNAを合成します。従来この鋳型となるプラスミドDNAは大腸菌で増やすため、宿主由来のエンドトキシンや不純物の除去や製造リードタイムが課題でした。細胞を使わない酵素的な合成は、この前提を変える発想です。
メーカー公表情報によれば、Alchemyはローリングサークル増幅を用いて線状DNAを速く作り、研究グレードの線状DNA製造時間を50%超短縮するとされます。細胞を使わないためエンドトキシンや宿主細胞由来不純物を抑えられ、cGMPグレードの提供も計画とされます。数値はメーカー公表値で、詳細は一次情報の確認が前提です。関連する鋳型の話題は線状DNAの各形態も参考になります。
※ 本ページは公開情報(BusinessWire)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。