遺伝子治療CDMOのAndelyn Biosciences(米国)とENCell(韓国)が、米国とアジア太平洋(APAC)をつなぐ製造ブリッジを築く戦略的提携を発表しました。Andelynの設定可能・データ駆動型の「AAV Curator® Platform」と、ENCellがAAV・レンチウイルスベクター向けに備える独立GMPスイートを接続し、地域ごとの臨床に地域内製造で応える体制を狙います。
「現地治験は現地製造で」
提携の核は、米国とAPACの製造拠点を直接つなぐ「dual hemisphere(二半球)」ワークフローです。国際展開につきものの規制・物流の複雑さを抑え、現地治験を現地製造で支えることで、リードタイムを短縮し商用化までの道筋を早めることを目的としています。地域のサプライチェーンを各国の患者ニーズに合わせて構築できる点を訴求しています。
プラットフォーム×受託拠点の接続
Andelyn側は、自社のAAV Curatorプラットフォーム上での工程開発・製造に加え、既存の顧客プログラムをそのまま技術移転(tech transfer)して立ち上げる選択肢も提供します。ENCellはAAV・レンチウイルスの両方に対応する専用GMP施設を運用しており、両社の組み合わせでベクター製造の地理的な穴を埋める形です。
新規モダリティでは、製造拠点をどこに・どう確保するかが供給と上市スピードを左右します。プラットフォームの標準化と、地域をまたいだ受託ネットワークの接続が、遺伝子治療の製造戦略でますます重みを増しています。
※ 本ページはメーカー公式情報をもとにした紹介です。詳細は公式情報をご確認ください。