アルフレッサ ホールディングスは2025年12月24日、子会社のセルリソーシズが韓国のENCell Co., Ltd.と戦略的パートナーシップ契約を結んだと発表した。目的は事業の拡大と技術力の向上で、グループが進める再生医療のトータルサプライチェーンサービス(TSCS)構築の一環と位置づけられている。
柱はEN001の日本展開、市場・製造の助言、CDMO顧客の相互紹介
ENCellは韓国の細胞・遺伝子治療CDMOで、自社でも間葉系幹細胞(MSC)療法「EN001」を開発している。セルリソーシズはEN001を日本の製薬企業やバイオテック企業に紹介し、ライセンスアウトや国内パートナーとの連携の機会をつくる。韓国側の報道によれば、ENCellは日本の再生医療市場の分析、事業戦略、製造能力の検証などで助言と技術支援を提供する。両社はCDMOを探している顧客を互いに紹介し、それぞれの市場で新しい事業機会を生み出す計画で、契約の柱はこの3点となる。
細胞・遺伝子治療分野のMoUに続く正式契約
両社は2025年3月に細胞・遺伝子治療分野の協業に関するMoU(覚書)を交わしており、今回はそれに続く正式な契約だ。同じ報道では、ENCellがCAR-TやMSCの製造ノウハウをセルリソーシズに移す構想も伝えている(MSC製造の考え方はMSC製造の解説記事)。
実務の確認ポイント羽田PDCへの製造委託を検討する際の留意点
セルリソーシズの開発・製造拠点「羽田PDC」は、この発表の約7か月後の2026年8月3日に稼働を始めた(関連ニュース)。両社への製造の委託を考える場合は、羽田PDCがこの契約の対象に入るかを確かめておく必要がある。
※ 本ページは公開情報(アルフレッサ ホールディングスのPR TIMES発表と韓国側の報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。契約の範囲や時期の詳細は一次情報をご確認ください。