資材
2026.04.01MilliporeSigma(Merck KGaA)

MilliporeSigma、JSRのクロマトグラフィー事業の買収を完了──Amsphere Protein A樹脂を精製ポートフォリオに統合

資材

Photo: Milad Fakurian / Unsplash

精製大手の MilliporeSigma(メルクのライフサイエンス事業、Merck KGaA) が、JSR Life Sciences のクロマトグラフィー事業 の買収を完了したと発表しました(2026年4月1日)。これにより、抗体精製の中核を担う Amsphere Protein A樹脂(A3/A+) と、ベルギーを拠点とする 50名超 の技術チームが、同社の ダウンストリーム(精製)ポートフォリオ に統合されます。2025年10月の合意発表時に示した「2026年第2四半期に完了見込み」という予定どおりのクロージングです。

なぜ効く — Protein Aは抗体精製の「関所」

Protein Aによるアフィニティ精製は、モノクローナル抗体(mAb)の製造で必ず通る捕捉(キャプチャー)工程で、コストと品質を左右する関所です。そのProtein A樹脂を供給してきたAmsphere系が大手のMilliporeSigmaに取り込まれることで、樹脂の供給構図とダウンストリームの調達の選択肢 に影響しうる——というのが、この再編のポイントです。

統合のねらい

同社は、開発から商用スケールまでを通した精製ワークフローの強化を狙いとして説明しています。Process Solutions責任者は「顧客がバイオ医薬をより速く・効率的にスケールさせようとしている局面で、ダウンストリーム精製の能力を広げる買収だ」とコメント(メーカー表現)。連続キャプチャーのように樹脂を使い切る運転を含め、クロマトグラフィーまわりの選択肢がどう動くかが、調達側の関心どころになります。

メーカー公式
MilliporeSigma(Merck KGaA)
公式ページへ ↗

本記事はメーカーの公式発表・一次情報をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

関連製品
関連記事
← 製品ニュースの一覧へ