支援サービス・受託
2026.08.06Piramal Pharma Solutions

Piramal Pharma Solutions、ペプチド原薬拠点に噴霧乾燥スイートを新設——難しい製剤化に対応

支援サービス・受託

Photo: Adrien Olichon / Unsplash

Piramal Pharma Solutions(PPS)は、インド・Turbhe にあるペプチド専用の開発・製造拠点に、噴霧乾燥(スプレードライ)スイートを新設したと発表した。同社によれば、これによりペプチドやその他の複雑な分子の製剤化に伴う課題へ対応できるようになるという。

噴霧乾燥が何を解くのか

噴霧乾燥は、溶液を微細な液滴にして熱風の中へ吹き込み、瞬時に溶媒を飛ばして粉末を得る操作である。凍結乾燥と並ぶ乾燥手段だが、目的が少し違う。

医薬品で噴霧乾燥が使われる大きな理由は、⁠溶けにくい成分を「溶けやすい形」で固めることにある。溶液の状態で分子が分散したまま一気に固めると、結晶化する暇がなく、無定形(アモルファス)の固体分散体が得られる。結晶よりエネルギー的に不安定な状態なので、水に触れたときの溶解が速い。難溶性の化合物で経口吸収を稼ぐための定番の手法だ。

ペプチドの場合はもう一段、事情が加わる。

なぜいまペプチドなのか

ペプチド原薬の受託能力を各社が増やしている背景には、GLP-1受容体作動薬をはじめとするペプチド医薬の需要拡大がある。合成(固相・液相)から精製、そして最終的な固体化まで、工程のどこかが詰まると全体が止まる。

乾燥は見落とされやすい律速点である。合成と精製に投資しても、その後の固体化の設備が足りなければ、供給量は増えない。今回のように既存のペプチド拠点へ乾燥設備を足す動きは、工程全体の詰まりを解く方向の投資と読める。

委託先を評価するときの視点

噴霧乾燥を含む工程を外に出す場合、確認しておきたい点がある。

※ 本ページは公開情報(PR Newswireでの発表)をもとにしたProglenth編集部による整理です。設備の仕様・稼働時期の詳細は一次情報をご確認ください。

プレスリリース
prnewswire.com
プレスリリースを見る ↗

本記事は企業のプレスリリースをもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

Newsletter

装置・試薬の新製品ニュースを、メールで

こうした製品ニュースと、製造・分析・品質の解説記事を月数回お届けします。登録は無料で、いつでも解除できます。

登録によりプライバシーポリシーに同意したものとみなします。

← 製品ニュースの一覧へ