知っておきたいこと
2024年の合併と社名
いまの株式会社トランスジェニックの母体は、2013年4月に設立された新薬リサーチセンターです。当時のトランスジェニックの100%子会社として生まれ、新薬開発研究所から事業を譲り受けました。2018年4月には、安全性試験の受託事業を子会社の安評センターが引き継いでいます。
2024年10月、トランスジェニックのグループ化に伴って新薬リサーチセンターと安評センターが合併し、株式会社トランスジェニックとして発足しました。関連会社には、株式会社トランスジェニックグループ、医化学創薬、MASC、ルナパス毒性病理研究所が並びます。
いまの株式会社トランスジェニックは、旧新薬リサーチセンターと旧安評センターが合併した会社です。
拠点と分担
本社は東京都千代田区有楽町の東京事務所で、研究拠点は4か所です。静岡県磐田市の磐田研究所が安全性試験と薬理試験を、北海道恵庭市の恵庭研究所が臨床と非臨床の病理を受け持ちます。2023年3月には、福岡県久留米市の福岡バイオファクトリーの中に久留米モダリティ分析センターを開き、分析と小動物の薬理試験を受けています。
神戸市の神戸研究所は、遺伝子改変マウスと大動物の薬理試験を担ってきました。同社は2026年3月25日にこの研究所の閉鎖を、5月13日には閉鎖に伴う事業機能の再配置を知らせています。
非臨床試験の範囲
非臨床試験は、GLP適用試験と非GLP試験の両方を受けます。非GLP試験も、信頼性基準に沿わせることができます。試験の種類は、遺伝毒性、一般毒性、がん原性、特殊毒性、生殖発生毒性、病理検査で、環境毒性試験も自社で行います。対象は医薬品、農薬、化学物質、医薬部外品、医療機器、再生医療等製品、食品と幅があります。
2025年12月には、GLP適合性調査の結果が「適合」だったと発表しました。2025年9月にはエーセルとの業務提携を広げ、非臨床試験とヒト細胞を使う評価を組み合わせる体制をつくるとしています。
遺伝子改変マウスと臨床試験
遺伝子改変マウスの事業では、ノックアウトマウス、ゲノム編集マウス、ヒト化マウスの作製を受け、モデルマウスや凍結胚も販売しています。
臨床試験では、ジェネリック医薬品の開発に使う健康成人の生物学的同等性(BE)試験を、治験から薬物動態の測定、総括報告書の作成まで受けます。機能性表示食品や特定保健用食品の申請に向けた食品の臨床試験と、病院の支援業務も行っています。
日本からの頼み方
問い合わせの窓口は、遺伝子改変マウス関連、非臨床関連、臨床関連の3つに分かれています。公式サイトには、必要な試験が決まっていない段階の相談を受けるページもあります。磐田研究所の電話は0538-58-1266です。
