バイオプロセス機器大手のCytivaが、モノクローナル抗体(mAb)の一次捕捉に使うプロテインAアフィニティレジンのラインアップを拡張した。報道によれば、同社MabSelectシリーズで最も高い動的結合容量(DBC)を謳うグレード「MabSelect PrismA X」と、コスト効率を狙う「MabSelect SuRe 70」を投入している。
プロテインA捕捉の「容量」を上げる意味
プロテインAレジンは、抗体のFc領域に特異的に結合するリガンドを担体に固定し、培養上清から抗体だけを一度に捕まえるアフィニティ精製レジンです。ここで効いてくるのが動的結合容量(DBC)──レジン1Lあたり何gの抗体を結合できるか、という指標です。DBCが高いほど同じカラムで多くの抗体を処理でき、樹脂量・バッファ量・サイクル数を減らせるため、プロテインA精製の律速やコスト(COGS)に直結します。
メーカー公表値によれば、PrismA XはMabSelectシリーズ中で最も高いDBCを備え、0.5〜1.0M NaOHでの洗浄・サニタイゼーションに耐える耐アルカリ性を持つとされます。高力価培養が当たり前になった今の上流に対し、下流のプロテインA工程をボトルネックにしないための容量拡張という位置づけです。数値・仕様はメーカーの自己申告値であり、採用検討時は一次情報での確認が前提になります。
※ 本ページは公開情報(BioPharma APAC)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。