分離材の東ソーが供給するミックスモードクロマトグラフィー担体「TOYOPEARL MX-Trp-650M」について、抗体の凝集体除去を評価した査読論文がJournal of Biological Methods誌(2025年7月30日)に公表された。WuXi Biologicsの著者らによる研究とされる。
プロテインAの「次の一手」で凝集体を落とす
抗体精製は、プロテインAで捕捉した後、ポリッシング工程で凝集体(HMW)や不純物を落として純度を仕上げます。ここでミックスモード担体は、イオン交換と疎水性など複数の相互作用を併せ持ち、性質の近い凝集体の分離に用いられます。
論文情報によれば、本研究はMX-Trp-650MをプロテインA捕捉後の初段ポリッシングとして、既存のミックスモード担体(Capto MMC ImpRes)と比較評価。塩またはpHの一段勾配溶出でわずかに上回り、良好な凝集体クリアランスを示したとされます。分離はネイティブゲル電気泳動とSEC-HPLCで確認され、最適条件は抗体ごとに異なったとされます。内容は査読研究の報告で、実プロセスへの適用は一次情報と自社評価での確認が前提です。
※ 本ページは公開情報(Journal of Biological Methods(PMC))をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。