細胞除去・一次清澄化

ハーベストバッグ

ハーベストバッグは、本培養後の培養液、遠心後上清、デプスフィルター後の清澄化液、Protein A前のロード液などを一時的に受けるために使われるシングルユースバッグです。培養槽から取り出した液を受け、次のろ過工程やProtein A精製へつなぐために使われます。

ハーベスト液受け清澄化液保持Protein A前シングルユース
分類
細胞除去・一次清澄化
主な用途
ハーベスト液受け / 清澄化液保持 / Protein A前 / シングルユース
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / ワクチン / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / mRNA-LNP / プラスミドDNA / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Sartorius・Thermo Fisher Scientific・Merck / MilliporeSigma・Cytiva ほか計22社
関連キーワード
ハーベスト・清澄化 / 遠心分離機 / デプスフィルター / メンブレンフィルター / シングルユースバッグ / 無菌コネクター・チューブ

用途・特徴

ハーベストバッグは、ハーベスト工程で発生する液体を一時的に保持・移送するために使われます。主な用途は、本培養液の回収、遠心分離前の培養液受け、遠心後上清の受け、デプスフィルター後の清澄化液受け、メンブレンフィルター前後のプール液保管、Protein Aカラムへロードする前の中間体保持です。

抗体医薬では、ハーベストバッグ内の液がそのまま下流工程へ入るため、バッグの材質、E&L、チューブ接続、無菌性、保管条件が重要です。AAV、レンチウイルス、ワクチン、プラスミドDNA、細胞上清、微生物発酵でも、ハーベスト液や清澄化後液の受けバッグとして使われることがあります。

Point
  • 本培養後の培養液や清澄化液を受けるシングルユースバッグ
  • 培養槽、遠心分離機、デプスフィルター、Protein A工程をつなぐ
  • ハーベスト液、遠心後上清、デプスフィルター後液、Protein Aロード液で使われる
  • 細胞やデブリを含む液、または製品含有液を扱うため、バッグ仕様が重要
  • 容量、チューブ径、排液性、保管時間、無菌接続、ラベル管理を確認する
  • シングルユース流路、送液ポンプ、圧力モニタリングとセットで設計する
  • GMPではCoA、滅菌証明、E&L、ロットトレーサビリティ、変更通知が重要になる

使用方法

基本的には、培養槽や清澄化装置の出口にハーベストバッグを接続し、培養液や清澄化液を受けます。

1本培養の終了条件を確認する
2バッグの容量、ロット、滅菌状態、使用期限を確認する
3バッグホルダー、トート、カート、重量計を準備する
4チューブ、クランプ、無菌コネクター、ベント、ポートを確認する
5培養槽、遠心機、フィルターの出口に接続する
6送液ポンプまたは重力でハーベスト液をバッグへ送る
7液量、重量、流量、圧力、膨張、漏れを確認する
8必要に応じてサンプルを採取する
9次工程のフィルターやProtein Aカラムへ接続する
10使用後のバッグや流路を記録し、規定に従って廃棄する
実際の運用は、液量、細胞密度、濁度、清澄化構成、バッグ容量、保管時間、温度、GMP要件によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)