用語集
「ddPCR(デジタルPCR)」とは?
反応を微小区画に分けて分子を数える高感度な定量PCR。低コピーのベクター検出に向く。
反応を微小区画に分けて分子を数える高感度な定量PCR。低コピーのベクター検出に向く。
ddPCRは、試料を数万個の微小液滴に分割し、各液滴での増幅の有無を計数することで核酸の絶対数を求める定量PCR技術です。通量の測定ではなく「あるかないか」を液滴単位で判断するため、コピー数が極めて少ない試料でも高感度に検出できる点が、通常のqPCRとの大きな違いになります。
核酸やベクターの定量には、配列を狙って増幅するqPCRとddPCRのどちらも使われます。qPCRが蛍光シグナルの増加曲線から相対的な量を推定するのに対し、ddPCRは試料を数万個の微小液滴に分けたうえで、各液滴が「増えた(陽性)」か「増えなかった(陰性)」かを個別にカウントし、絶対数として結果を出します。標準曲線に頼らず絶対数を直接得られるこの仕組みが、低コピーの検体への適性につながっています。
残存DNA分析においては、qPCRに加えてddPCRが使われることもあります。また、ベクターや核酸を追う場面では、ELISAや免疫法と組み合わせて用いられるケースもあります。複数の手法を組み合わせるのは、測定対象の性質や検出感度の要件に合わせて、より確実な結果を得るためと考えられます。
この定義はProglenth編集部が一般的・基礎的な内容として整理したものです。実際の管理基準・要件は製品・企業・各極の規制により異なります。 正確な運用は各極の薬局方・ガイドライン(ICH/GMP等)やメーカーの一次情報をご確認ください。