ライフサイエンス材料のCorningが、細胞治療向けに幹細胞を大量培養・回収するための溶解性(dissolvable)マイクロキャリアの活用事例を公開した(2025年)。
「担体から細胞をはがす」工程をなくす発想
接着性の幹細胞を大量に増やすには、微小ビーズ(マイクロキャリア)の表面で培養する方法が使われます。ただ通常は、培養後に細胞と担体を分離する工程が必要で、細胞へのダメージや回収ロスの一因でした。担体自体を溶かせれば、この分離工程を省けます。
メーカー公表情報によれば、本マイクロキャリアは架橋ポリガラクツロン酸系で、専用の回収液(EDTA・ペクチナーゼ・プロテアーゼ)で短時間に溶解し、細胞と担体の分離を不要にするとされます。ヒトMSCやhiPSCなどの増殖・回収に対応し、5LバイオリアクターでのMSC培養と約20分での回収、正常な形態・核型・多分化能の保持が示されたとされます。内容はメーカー公表の事例で、実装時は一次情報での確認が前提です。
※ 本ページは公開情報(GEN)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。