Makers & Products
直交tRNA/aaRS(アンバーサプレッサー系) のメーカー・製品一覧
直交tRNA/aaRS
直交tRNA/aaRSは、改変アミノアシルtRNA合成酵素とサプレッサーtRNAの対で、アンバーコドンを読み替えて非天然アミノ酸を部位特異的に導入する遺伝暗号拡張系です。タンパク質への精密修飾の基盤となります。宿主(大腸菌・哺乳類等)への適合と取り込むncAAの種類が、発現系構築での選定の中心になります。
選び方
遺伝暗号拡張は「直交aaRS/サプレッサーtRNA(アンバーTAGを読み替える酵素とtRNAの対)」「導入する非天然アミノ酸(ncAA)の試薬」「読み替えを担う宿主・翻訳系」の3点を揃えて成立します。まず宿主(大腸菌/哺乳類など)と狙う化学ハンドル(アジド・アルキン・TCO)で対を決め、純度・規格と多部位導入の効率(RF-1欠損株や小型PylRS)で絞り込みます。
- 対応宿主(菌/哺乳類)
- 化学ハンドル種
- 多部位導入効率
- 純度・供給規格
- プラスミドか株か試薬か
代表的な製品迷ったらここから
AddgeneMm-PylRS-AF/Pyl-tRNACUA (#122650)哺乳類細胞でアジド/アルキン系ncAAを入れる定番寄託プラスミド。まず試すならこれMethanosarcina由来PylRS-AF変異体とPyl-tRNACUA対を搭載。哺乳類細胞でのアジド/アルキン系ncAA導入に広く使われる定番寄託プラスミド。公式情報 →
理化学研究所(RIKEN)RFzero(RF-1欠損改変大腸菌株シリーズ)多部位をほぼ100%導入したい時。100種超のncAAに対応する改変大腸菌UAGを終止から非天然アミノ酸へ再割り当てした改変大腸菌(RF-1欠損)。直交aaRS/サプレッサーtRNAと組み合わせ、多部位ほぼ100%の導入効率を実現。100種超のncAAに対応。公式情報 →
Jena Bioscience4-Azido-L-phenylalanine (AzF, CLK-AA001)アンバー導入の代表アジド基質。クリック反応で部位特異的に標識・架橋する時の基本直交aaRS/tRNAでアンバーコドンに導入されるアジド型非天然アミノ酸。クリックケミストリーでの部位特異的タンパク質標識・架橋に用いる代表基質。公式情報 →
SiChemClick Amino Acid TCO*A (trans-Cyclooct-2-en-L-Lysine, SC-8008)テトラジンとの超高速バイオ直交標識(生細胞イメージング)向け。BCN等の姉妹品も選べるPylRS/tRNAPyl対でアンバー導入できるTCO修飾リジン。テトラジンとのSPIEDACで超高速バイオ直交標識が可能。BCN・ノルボルネン・アジドリジンなど姉妹品も揃う。公式情報 →
aaRS/サプレッサーtRNA発現プラスミド(5)
宿主に酵素+tRNA対を導入したい時。寄託定番か低クロストークの小型PylRSを選ぶ
AddgeneGenetic Code Expansion プラスミドコレクション改変aaRSと直交サプレッサーtRNAを搭載した150種超のプラスミドを非営利寄託で提供。大腸菌・哺乳類・酵母・植物など宿主別にアンバー(TAG)読み替え系を選べる。公式情報
AddgenepEVOL_PylRS(AF)-tRNA (#223511)M. mazei由来PylRS(AF, Y306A/Y384F)とtRNAPylを2コピーで搭載した大腸菌用pEVOL系プラスミド。アンバーコドンへの非天然アミノ酸部位特異的導入に用いる。公式情報
AddgeneMm-PylRS-AF/Pyl-tRNACUA (#122650)Methanosarcina由来PylRS-AF変異体とPyl-tRNACUA対を搭載。哺乳類細胞でのアジド/アルキン系ncAA導入に広く使われる定番寄託プラスミド。公式情報
AddgenepMega-MaPylRS (#200225)Methanomethylophilus alvus由来の小型PylRS(MaPylRS)とtRNAを搭載。低クロストークで多部位導入に適した次世代直交対プラスミド。公式情報
NovoprolabsMm-PylRS-AF-Pyl-tRNACUA ベクターPylRS-AF/Pyl-tRNACUA対をコードする発現ベクターを凍結乾燥プラスミド(約5µg×2本)で受託提供。研究室での即時形質転換・導入に対応。公式情報
改変宿主株・無細胞翻訳系(2)
多部位をほぼ100%導入したい・無細胞でADC向け均質抗体を作りたい時
遺伝暗号拡張用 非天然アミノ酸基質(8)
導入する側鎖(アジド/アルキン/TCO)と純度・規格で選ぶ標識・架橋用の原料
SiChemClick Amino Acid TCO*A (trans-Cyclooct-2-en-L-Lysine, SC-8008)PylRS/tRNAPyl対でアンバー導入できるTCO修飾リジン。テトラジンとのSPIEDACで超高速バイオ直交標識が可能。BCN・ノルボルネン・アジドリジンなど姉妹品も揃う。公式情報
Jena Bioscience4-Azido-L-phenylalanine (AzF, CLK-AA001)直交aaRS/tRNAでアンバーコドンに導入されるアジド型非天然アミノ酸。クリックケミストリーでの部位特異的タンパク質標識・架橋に用いる代表基質。公式情報
baseclick4-Azido-L-phenylalanine (BCAA-001-100)UAGサプレッション系(改変tRNA/aaRS)でタンパク質にバイオ直交ハンドルを導入するためのアジド系ncAA。100mg規格・純度98%超で供給。公式情報
Iris BiotechH-L-Tyr(Propargyl)-OH(アルキンチロシン)遺伝暗号拡張で用いるプロパルギル型非天然アミノ酸。直交aaRS変異体で導入し、銅触媒クリック反応によりタンパク質を部位特異的に修飾できる。公式情報
Sirius Fine Chemicals (SiChem)trans-Cyclooctene-L-Lysine TCO*APylRS系で遺伝的にコード可能なTCO修飾リジン。テトラジン蛍光体との逆電子要請Diels-Alderで生細胞・超解像イメージングに利用される。公式情報
Merck4-Azido-L-phenylalanine (909564)アンバーサプレッサー対で大腸菌の遺伝暗号に追加できるパラアジドフェニルアラニン。タンパク質間架橋やPEG化・抗体結合の足場として広く使われる試薬。公式情報
BOC Sciencestrans-Cyclooct-2-en-L-Lysine (CAS 1801936-26-4)遺伝暗号拡張でタンパク質側鎖にTCO基を導入するためのリジン誘導体。テトラジンとのSPIEDACで高速・無銅のバイオ直交標識を可能にする。公式情報
MedChemExpressN-TCO-L-lysinePylRS/tRNA系で部位特異的に導入するTCO修飾リジン。SiR-Tzなどテトラジン蛍光プローブと組み合わせ内在タンパク質の生細胞・超解像可視化に用いる。公式情報