支援サービス・受託
2026.08.31JFEテクノリサーチ

分解能0.40μmの3D X線顕微鏡——JFEが非破壊解析の受託を開始

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Photo: Frank sepúlveda / Unsplash

マイナビニュース TECH+ の報道によれば、⁠JFEテクノリサーチが8月27日、米 Sigray 製の3次元X線顕微鏡 「ApexHybrid-210」 を用いた非破壊解析技術を確立し、⁠2026年8月から受託分析サービスの本格提供を開始したと発表した。同社は同装置を2026年1月に国内で初めて導入し、⁠全固体電池や半導体パッケージを対象とした解析技術の構築を進めてきたとされる。

報道によれば、装置の構成は次のとおりである。

「切らずに中を見る」が要求される場面

発表が挙げている対象は電池と半導体パッケージだが、⁠内部構造を壊さずに見たいという要求そのものは、製造業に共通する。

破壊検査には避けられない性質がある。

3つ目は、空隙や層間剥離のように「隙間」を見たいときに効く。⁠見たいものが、前処理で潰れるからである。

医薬品の側にある同種の対象

以下は当該サービスの対象として発表されたものではなく、非破壊の内部観察という手法が一般にどこで使われうるかの整理である。医薬品・バイオ医薬品の製造にも、内部構造が性能を決める対象は多い。

いずれも、切って見れば分かるが、切るとそのロットの評価に使えない⁠。

分解能と試料サイズの交換

X線CTでは、⁠分解能と視野は基本的にトレードオフの関係にある。細かく見るには試料を小さくし、検出器に近づける必要がある。

今回の装置が持つ2モードは、この交換の両端を1台でカバーする構成として説明されている。

平板状の試料は、回転させながら透過を取る通常のCTでは扱いにくい。長辺方向のX線経路が長くなりすぎるためである。斜めから撮るラミノグラフィは、その制約を回避する手法として使われる。

受託という形で使う意味

この種の装置を自前で持つのは、多くの企業にとって現実的でない。導入費だけでなく、⁠撮り方と再構成の条件出しに経験が要る⁠。

受託で使う場合の実務上の論点は、分析法としてどこまで扱うかにある。

多くの場合、まず工程開発での原因究明に使い、そこで得た知見を工程内管理で回せる簡便な指標に翻訳する、という順序になる。重い測定を規格試験に据えるのは、その後の判断である。

※ 本ページは公開情報(マイナビニュース TECH+ の報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。装置仕様・サービス内容・対応範囲の詳細は一次情報および同社の公式発表をご確認ください。本文中の医薬品分野への言及は非破壊内部観察一般の用途に関する説明であり、当該サービスの対象や性能を示すものではありません。

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本記事はメーカーの公式発表をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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