製品ガイド ・ 凍結・保存

超低温フリーザー(-80℃ ULT)

超低温フリーザー(ULT)は、設定温度-80℃前後(おおむね-86℃〜-50℃で可変)でサンプルを保管する保冷設備です。

主な用途
-80℃保管・原薬DS凍結・VIP真空断熱・温度モニタリング
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超低温フリーザー(-80℃ ULT)(掲載内容の修正)

編集部が内容を確かめて、掲載を直します。メーカーや受託企業には送りません。

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掲載メーカー13社Thermo Fisher Scientific・PHCbi・Eppendorf ほか
掲載製品14製品3つの種類に分けて掲載
使う工程8工程原薬(DS)凍結保管・中間体・プロセスサンプル保管・セルバンク・試薬保管
関連モダリティ7種抗体医薬・mRNA・LNP・ワクチン

要点

メーカーと製品

13社・14製品
超低温フリーザー(-80℃ ULT)6製品
Thermo Fisher ScientificTSX / Revco ULT Freezers可変速ドライブと自然冷媒・水発泡断熱を採用した-80℃級ULTフリーザー。省エネとサステナビリティを意識した設計で、ラボ・GMP保管で広く使われる。公式サイト
PHCbiVIP ECO / TwinGuard ULT FreezersVIP真空断熱で庫内容量を確保した省エネ機(VIP ECO)と、独立した二系統冷却で片系故障時も-70℃を保つTwinGuardをラインアップ。公式サイト
EppendorfCryoCube F740 Series-50℃〜-86℃で設定できる縦型ULTフリーザー。タッチ操作機やCO2/LN2バックアップ対応機など構成を選べる。公式サイト
Haier BiomedicalDW-86L Series ULT Freezers炭化水素系冷媒を採用した-86℃級ULTフリーザー。小型から大容量まで幅広い庫内容量を展開する。公式サイト
BinderUltraFreezer UF V Series気候中立冷媒を採用した-86℃級の縦型ULTフリーザー。クラス最小級の消費電力を掲げる省エネ機。公式サイト
Stirling UltracoldSU780XLE / ULT Freezersスターリングエンジン冷却を用い、-20℃〜-86℃の広い温度域と短い回復時間、低い消費電力を特長とする超低温フリーザー。公式サイト
温度モニタリング・サンプル管理4製品
VaisalaviewLinc Continuous Monitoring System温度・環境の連続モニタリングシステム。GMP保管環境の監視、アラーム、記録管理に対応する。公式サイト
ELPROLIBERO / ECOLOG Monitoring SystemsGDP/GMP環境の温度モニタリング、保管環境監視、記録管理に使われる。公式サイト
残りの6製品を見る
T&Dおんどとりシリーズ温度・湿度データロガー。研究施設や保管設備の温度管理・記録に使われる。公式サイト
Azenta Life SciencesFreezerPro / Sample Managementフリーザー、ラック、ボックス、バイアルの保管位置管理に使われるサンプル管理ソフトと2Dコード製品。公式サイト
バックアップ・低温物流・保管サービス4製品
Air LiquideCO2 / LN2 Supply・Cryogenic Servicesバックアップ用のCO2・液体窒素、極低温ガス供給を展開。保管設備のバックアップガス供給元として関係する。公式サイト
LindeCO2 / Liquid Nitrogen Supply二酸化炭素、液体窒素、極低温ガスと供給設備を展開。フリーザーバックアップのガス供給に使われる。公式サイト
Cryoport SystemsCold Chain Storage / Logistics細胞・遺伝子治療やバイオ医薬向けの低温保管・輸送・ロジスティクスサービス。-80℃帯の保管・物流にも対応する。公式サイト
Azenta Life SciencesBiorepository / Sample Storage Services原薬・検体・サンプルの-80℃帯を含む長期保管、サンプル管理、バイオレポジトリサービス。公式サイト

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用途・特徴

原薬(DS)の凍結保管、セルバンクや試薬の保存、mRNA/LNP・ワクチンの保管など、長期保管と日常の出し入れを両立させたい用途で使われます。冷凍機の冷却能力に頼るため、温度均一性、ドア開閉後の回復時間、バックアップ、温度モニタリングが運用上の要点になります。

超低温フリーザーは、-80℃前後の温度帯で生体試料や原薬を保管するために使われます。多くの機種は単段ではなく二段(カスケード)圧縮で-86℃級まで到達し、設定温度を-50℃〜-86℃の範囲で調整できます。日常的に庫内へアクセスする保管庫であるため、棚位置による温度差(温度均一性)と、ドアを開けた後に設定温度へ戻るまでの回復時間が、実際の保管品質を左右します。

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近年はVIP(真空断熱パネル)で壁を薄くして庫内容量を確保しつつ断熱性能を高めた機種や、可変速圧縮機・自然冷媒(炭化水素系など)を採用して消費電力を抑えた省エネ機が主流になっています。停電や圧縮機故障に備えて、CO2またはLN2による緊急バックアップ、独立アラーム、温度モニタリング・記録(マッピングを含む)を組み合わせて運用するのが一般的です。

使用方法

基本的には、保管対象を所定の容器に分注・ラベリングし、保管位置を記録したうえで-80℃級のフリーザーへ収納し、温度を継続的に監視します。

1設置・据付(放熱スペース・電源・室温条件を確認)
2設定温度まで予冷し、安定を確認する
3サンプルを容器に分注・ラベリングする
4ラック・ボックスに収納し保管位置を記録する
5温度モニタリングとアラームを設定する
6出し入れは短時間で行い回復を待つ
7温度ログ・逸脱・アラーム履歴を記録する
8定期的に温度マッピング・校正を実施する
9バックアップ(CO2/LN2)の作動を点検する
10霜・コンデンサ清掃などの保守を行う
実際の運用条件は、保管対象、設定温度、保管本数、開閉頻度、GMP対応の要否、バックアップ方式、温度モニタリング、設置環境(室温・換気・電源容量)によって変わります。設置時は背面・側面の放熱スペースと、外気温が高い環境での性能低下に注意します。

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掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)