選び方 — Bioreactors
バイオリアクター(培養槽)の選び方
何を・どの規模で培養するかで、どの槽を選ぶか?
培養槽は、扱う細胞(動物細胞か微生物か、浮遊か接着か)とスケール、そしてシングルユースかステンレスかで選びます。検討用の小型から商用の大型まで、目的に合った槽をたどり、生産性や品質をどの分析で確かめるかまで整理します。
バイオリアクター選定の出発点は「何を・どの規模で培養するか」です。抗体をつくる動物細胞(CHO)と、酵素や封入体をつくる微生物では、必要な酸素供給も撹拌も別物。さらに浮遊細胞か接着細胞か、検討スケールか商用スケールか、シングルユースかステンレスかで、選ぶ槽が変わります。
選ぶときに見る軸
細胞の種類動物細胞(浮遊)/微生物(発酵)/接着細胞のどれか。酸素供給・撹拌の要求が変わる。
スケール条件検討・パイロット・商用のどこか。小型の並列検討から大型槽まで段階がある。
シングルユース vs ステンレス洗浄バリデーションの負担・柔軟性(SU)か、大規模・コスト(ステンレス)か。
運転モードフェドバッチか灌流か。灌流なら細胞保持デバイスが要る。
検討の並列化条件だしを並列で回すなら、少量並列培養システムが効く。
選択肢と、なぜそれを選ぶか
使い捨てのバッグで培養するシングルユースバイオリアクター(SUB)は、洗浄バリデーションの負担が小さく切り替えも速い。臨床〜中規模商用の動物細胞培養で主力になっています。
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大容量・長期の商用生産では、ステンレスの培養槽がコストとスケールで有利。CIP/SIP(定置洗浄・滅菌)を前提に、繰り返し使う設計です。
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微生物の高密度発酵は、動物細胞よりはるかに高い酸素供給・撹拌・除熱が要ります。SIP対応の発酵槽など、微生物専用の設計を選びます。
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付着して増える接着細胞(一部のワクチンやウイルスベクター製造)には、足場を内蔵した固定床バイオリアクターが向きます。
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培地・pH・DO・フィード戦略などを詰める段階は、小型槽や並列培養システムで多条件を効率よく回します。ここでの作り込みが本培養の生産性を決めます。
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灌流培養では、培地を入れ替えつつ細胞を槽内に留める保持デバイス(ATF/TFF)が要ります。細胞へのやさしさと運転安定性で選びます。
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深掘りシードトレイン(培養の立ち上げ)→各カテゴリのメーカー・製品はカタログから表示しています。仕様の確認や見積は、各メーカーの製品ページ(外部)でご確認ください。