CDMO

FUJIFILM Biotechnologies

富士フイルムグループのCDMOで、抗体などのバイオ医薬品、ワクチン、遺伝子治療と細胞治療を受けます。工場は米国・英国・デンマークにあります。2025年6月に、FUJIFILM Diosynth Biotechnologiesから呼び名を変えました。

本社
富士フイルム株式会社(東京)の子会社群。主な拠点は米国・英国・デンマーク
日本
東京(港区六本木)の営業・顧客サポート窓口。2023年6月開設
見積・問い合わせ

FUJIFILM Biotechnologies

ご依頼はいったん Proglenth 編集部が受け取り、内容を確かめてからFUJIFILM Biotechnologiesにお伝えします。型番がわからなくても、用途や規模を書いていただければ送れます。

ご依頼の種類
公式サイト ↗掲載内容の修正を依頼
米国の大型工場20,000L × 8基ホリースプリングス(ノースカロライナ州)。8基を足す増設を2027年度末に前倒し
デンマークの大型工場20,000L × 12基ヒレレズ。2024年に6基から倍増。増設が終わると20基
充填の1バッチ最大150,000本後期治験・商用向けのロボット式アイソレーターのライン
原材料の調達先95%米国・欧州・日本から調達(kojoXの方針)
Services

サービス内容

モダリティできること規模拠点
抗体・タンパク質(動物細胞)細胞株づくり、製造性の評価、プロセス開発、治験薬と商用の原薬製造規模20,000L槽(ホリースプリングス8基、ヒレレズ12基)拠点ホリースプリングス・リサーチトライアングルパーク(米国ノースカロライナ州)、ヒレレズ(デンマーク)
タンパク質(微生物)菌株づくり、プロセス開発、原薬製造拠点ビリンガム(英国)
ワクチン動物細胞・微生物・昆虫細胞(Sf9・Sf21)でつくるワクチン、ウイルス様粒子、バキュロウイルス拠点カレッジステーション(テキサス州)ほか
遺伝子治療(ウイルスベクター)ウイルスベクターの開発と製造拠点カレッジステーション(テキサス州)、ウィルトンとダーリントン(英国、MHRAの製造許可)
細胞治療間葉系幹細胞、造血幹細胞、iPS細胞(FUJIFILM Cellular Dynamicsと組む)、CTL・NK・CAR-T・TCR-T。前臨床から商用まで規模製造棟90,000平方フィート拠点サウザンドオークス(カリフォルニア州)
製剤・充填液剤の無菌充填(バイアル2〜50R、シリンジ0.5〜10mL、カートリッジ1〜10mL)、原薬と製剤の安定性試験、欧州QPによる出荷判定規模治験は1バッチ10,000本、後期治験・商用は150,000本まで

強み

News

FUJIFILM Biotechnologiesの関連ニュース

ニュースをすべて見る →

知っておきたいこと

工場ごとの分担

抗体の大型生産は、米国ノースカロライナ州のホリースプリングスと、デンマークのヒレレズ(Hillerød)が受け持ちます。ホリースプリングスは2025年9月に20,000L槽8基で開所し、同じ敷地に製剤のラインも設ける計画です。ヒレレズは2024年に槽を6基から12基へ増やし、同社は増設が終わると20基になるとしています。

英国のビリンガムは、プロセス開発と、微生物でつくるタンパク質の拠点です。テキサス州カレッジステーションは遺伝子治療とワクチンを受け、英国のウィルトンとダーリントンにはウイルスベクターの工場があります。細胞治療はカリフォルニア州サウザンドオークスです。ノースカロライナ州のリサーチトライアングルパークには、培養から精製、原薬の充填までを行う多品目の工場があります。

設計をそろえた工場(kojoX)

同社は、工場の設計、設備、手順、品質の仕組みをそろえる方針をkojoXと呼んでいます。日本語の「こうじょう」が「工場」と「向上」の両方を指すことから付けた名前です。ホリースプリングスは、デンマークの最初の増設と同じ設計図で建てました。

設計がそろっているため、承認済みの原薬の工程を、ネットワーク内の同等のラインへ移せると同社は説明しています。同社は、これで技術移転を速くでき、製造地を分けて供給を安定させられるとしています。原材料は95%を米国・欧州・日本から調達しています。

FDAの事前確認の試行

2026年7月、ホリースプリングス工場は、FDAのPreCheck試行プログラムに選ばれた7施設のひとつになりました。製造の準備状況をFDAと早めにすり合わせ、査察を早めることをねらった仕組みです。同社は、この工場でargenx、Johnson & Johnson、Regeneronなどの抗体をつくっていると公表しています。

同じ発表で、20,000L槽8基を足す増設を6か月前倒しし、2027年度の終わりに動かすとしました。製剤のラインは2027年の初めに加わる予定です。

日本の窓口と富山

日本には、2023年6月に東京・六本木で営業と顧客サポートの窓口を開きました。日本と近隣のアジアの顧客を担当し、各国の工場とつないでいます。同社の会社案内では、製造拠点は米国と欧州です。

ただし、2028年までのkojoXの投資計画には、富山(日本)も挙がっています。また富士フイルムは2026年10月、グループの富士フイルム富山化学の工場が2027年に動き出し、ADCの抗体製造から結合、無菌充填までを担うと発表しました。

日本からの相談先

問い合わせは、公式サイトのフォームで受けています。東京の窓口は港区六本木7-12-2のR7ビルにあり、電話番号(03-6871-7736)も公式サイトに載っています。

米国マサチューセッツ州ケンブリッジのケンドールスクエアには、C3という拠点もあります。工場ではなく、顧客との打ち合わせや勉強会に使う事務所です。

Related

同じ分野の受託企業

抗体医薬の受託企業をすべて見る →