Thermo Fisher Scientific が、吸光測定に特化したマイクロプレートリーダー「Multiskan Ease」を出した。Manufacturing Chemist によれば、研究機関、バイオ・製薬企業、そして品質管理の現場で、一般的な生物学的アッセイのデータを簡単な操作で取れることを掲げている。
吸光専用という選択
プレートリーダーには、吸光・蛍光・発光をすべて測れるマルチモードの機種と、吸光だけの機種があります。用途が決まっているなら、専用機のほうが噛み合う場面があります。
吸光で測るものは、実験室では毎日のように出てきます。
- タンパク質の定量:280nmの吸光度、あるいは色素法
- 核酸の定量:260nmと280nmの比で純度を見ます
- ELISA:発色基質を使う定量。宿主細胞タンパク質や残存プロテインAの測定はこれです
- 細胞のアッセイ:細胞増殖や毒性を発色で見る系
- 微生物の濁度:600nmでの菌体量の把握
これらはいずれも吸光で足ります。マルチモードの機能を使わないなら、その分の費用と複雑さは要りません。
品質管理で使うときに問われること
品質管理の現場に入れる場合、装置そのものの性能に加えて、記録の扱いが論点になります。
「簡単な操作」を掲げる装置ほど、この部分がどうなっているかを見る必要があります。操作が単純であることと、記録が残ることは別だからです。分析法の移管で装置を替えるときも、同じ吸光度が出るかの確認が要ります。
なお、仕様や対応するプレート形式の詳細は報道からは分かりません。
※ 本ページは公開情報(Manufacturing Chemist の報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。製品仕様・提供条件の詳細は一次情報および同社の公式発表をご確認ください。