選び方 — Sterile Filtration
無菌ろ過フィルターの選び方
この工程には、どのフィルターを・なぜ選ぶか?
同じ0.2µmでも、無菌化の最終関門なのか、前段で量を下げるためなのか、通気用なのかで、選ぶフィルターも求められる実証も変わります。目的(役割)から選択肢をたどり、どのカテゴリを見て、どの分析とセットで確かめるかを整理します。
無菌医薬品のろ過は、単独のフィルター1枚で決まるものではありません。前段で微生物量(バイオバーデン)を下げ、最終関門で無菌のろ液を保証し、タンクの通気は疎水性フィルターで守る——役割の違うフィルターを組み合わせて一つの無菌保証を作ります。だから「まず役割を決める」ことが選定の出発点になります。
選ぶときに見る軸
目的(役割)無菌化する/量を下げる/清澄化する/通気する、のどれか。ここで選ぶカテゴリが決まる。
孔径無菌化は0.2µmが基本。前段のプレフィルターはより粗く、負荷を分担する。
材質製品との適合性(吸着・E&L)と、親水性/疎水性(通気は疎水性)。
完全性試験無菌化フィルターはバブルポイント/拡散流で健全性を実証できること(PUPSIT含む)。
シングルユース可否アセンブリで受けるか、ハウジング(ホルダー)に組むか。
選択肢と、なぜそれを選ぶか
細菌保持性をバクテリアチャレンジで実証した0.2µmの滅菌フィルターで、ろ液が無菌であることを保証する決め手の工程。使用後(必要ならPUPSITで使用前・滅菌後にも)完全性試験で健全性を確かめられることが要件になります。
注意:完全性試験値が細菌保持性と相関することがバリデーションで示されていることが前提。
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最終の無菌化フィルターに届く前にバイオバーデンや粒子・細胞破片を落としておくと、目詰まりや破過を抑えられます。プレフィルターで粗く受け、デプス/メンブレンで清澄化するのが定石です。
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液ではなく空気の出入り口を無菌に保つのが疎水性0.2µmのベントフィルター。水濡れを避けるため親水性ではなく疎水性を選び、完全性は水侵入試験などで確認します。
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細菌より小さいウイルスを対象にするナノフィルトレーションは、無菌ろ過とは目的も孔径も別物の独立した工程です。混同せず、ウイルスクリアランスの設計として選びます。
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同じ膜でも、シングルユースのアセンブリで受けるか、ステンレスのハウジング(ホルダー)に組むかで、洗浄バリデーションや設備の設計が変わります。膜の選定と一緒に構成も決めます。
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深掘りフィルター選定の考え方(解説)→各カテゴリのメーカー・製品はカタログから表示しています。仕様の確認や見積は、各メーカーの製品ページ(外部)でご確認ください。