医薬品開発 計算ツールCalculator
hERG安全域マージン計算ツール
hERG IC50を遊離Cmaxで割り、心毒性の余裕(安全域マージン、単位のない倍率)を求めます。
安全域マージン200倍
遊離Cmax0.05µM
式
遊離Cmax = 総Cmax × 非結合率 / 安全域マージン = hERG IC50 ÷ 遊離Cmax総濃度のまま計算(非結合率を無視=1)すると、タンパク結合の強い薬の余裕を実際より小さく見積もります。
判定の目安(単一基準ではありません)
- マージン ≧ 30目安以上TdP等のリスクは相対的に低いとされる領域。ただし30倍は一つの目安で、合否を一意に決めるものではありません。
- マージン < 30目安未満追加評価(in vivo QT、統合的な評価)を検討する領域。
- リスク分類別の平均(概数)既知リスク≈5倍/条件付き≈30〜70倍/掲載なし≈340倍Redfern et al. 2003 による、既知のTdPリスクと安全域の対応の目安。
一次情報(出典)
注意・限界
- 30倍は一つの目安であり、単一の合格基準ではありません。総合的な統合評価(in vitro/in vivo/臨床)が前提です。
- IC50は測定系(温度・細胞・プロトコル)で変わります。分子・分母の濃度単位は必ずそろえてください。
- 遊離濃度の扱い(血漿 vs 組織、種差)で解釈が変わります。教育目的の概算です。
この計算の考え方をくわしく:hERGのIC50とCmaxの比で安全域を計算する:30倍の目安と限界