医薬品開発 計算ツールCalculator

Z因子(Z′-factor)計算ツール

陽性・陰性コントロールの平均と標準偏差から、HTSアッセイの分離品質を表すZ′因子を計算します。

Z′因子0.7333
S/B比10
CV(陽性側)5%
CV(陰性側)30%
Z′ = 1 − 3 × (σp + σn) ÷ |μp − μn|

参考にS/B比(μp÷μn)と両側CV(SD÷平均)も表示します。分子の「3」は平均±3SD(正規分布で約99.7%)に由来します。

判定の目安
  • Z′ = 1理想(ばらつきゼロ)現実には到達しない理論上の最大値。
  • 0.5 ≦ Z′ < 1良好〜優秀HTSに適する。0.7以上ならより余裕がある。合否はZ′≧0.5を一つの目安に置くのが一般的。
  • 0 < Z′ < 0.5実施可能だが要改善パイロット向き。帯が接近し分離に余裕がなく、閾値しだいで偽陽性・偽陰性が増える。
  • Z′ ≦ 0分離不十分スクリーニングには不向き。

一次情報(出典)

注意・限界

  • 閾値は目安であり、アッセイの種類や検出方式で妥当な水準は動きます。0.5は絶対的な合格線ではありません。
  • 細胞ベースやイメージング系は生化学系よりばらつきが大きく、0.4前後でも運用しつつ判定方法を工夫する場合があります。
  • 外れ値に弱いときは、中央値と中央絶対偏差(MAD)を用いるロバストZ′で評価する手もあります。
  • Z′はコントロールのみで見るアッセイの素性。実サンプル分布を使うZ(実スクリーニング性能)とは用途が異なります。
この計算の考え方をくわしく:Z因子(Z′-factor)の計算とアッセイ判定基準|S/B・CVで読む品質

ほかの計算ツール