用語集

ファウリング」とは?

別名・英語表記:目詰まり / ファウリング(目詰まり) / ファウリング

微粒子や凝集体、タンパク層が膜の孔を塞いでろ過が落ちる現象。プレフィルターでの前段保護が効く。

ファウリングとは、タンパク質や微粒子、凝集体が膜の孔を塞いでろ過性能を低下させる現象です。一度蓄積が進むと通液性や膜寿命に直結するため、抑制と洗浄の両面で管理することが製造現場での重要な課題になります。

何がファウリングを引き起こすか

ファウリングの正体は有機物の堆積です。タンパク質や凝集体といった有機物が膜面や孔に積み重なることで、通液性が下がり、最終的には膜の寿命スループットを縮めます。消泡剤のような培養添加物も、下流のろ過工程でフィルタを目詰まりさせる原因になりうるとされており、上流の工程選択がファウリングリスクに影響することがわかります。膜選定と流路設計はファウリングを避けるための実務の要点と位置づけられています。

アルカリCIPがファウリングに効く理由

ファウリングによる有機物の堆積は、アルカリCIPによって化学的に崩して洗い流せます。毎サイクルきちんとファウリングを落とせるかどうかが膜寿命を延ばす実務上の要であり、この洗浄を適切に行うことがファウリングの蓄積を抑え、長い寿命スループットにつながる設計思想とされています。一方で、「樹脂に優しくしたつもり」の洗浄条件の緩和は、ファウリング側のリスクを高める結果になる点にも注意が必要です。

交互流(ATF)方式との関係

ATF方式の交互流によるファウリング抑制は、この方式の持ち味として挙げられています。膜面に堆積物が蓄積しやすい連続ろ過の運転において、交互流という機器構成上の工夫がファウリングの進行を抑える方向に働くという考え方です。ただし機器構成や運転感覚はTFFとは異なるため、単純な置き換えではなく方式の特性を踏まえた選択が求められます。

この定義はProglenth編集部が一般的・基礎的な内容として整理したものです。実際の管理基準・要件は製品・企業・各極の規制により異なります。 正確な運用は各極の薬局方・ガイドライン(ICH/GMP等)やメーカーの一次情報をご確認ください。

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