選択性・安全性のパネル試験(セカンダリーファーマコロジー)
Selectivity & secondary pharmacology panels (e.g. Bowes-44 / SafetyScreen44)
候補の化合物が、狙った標的のほかにどの標的に作用するか(セカンダリーファーマコロジー)を調べる試験です。副作用の原因になりやすい受容体・イオンチャネル・酵素を、数十種類まとめて調べるパネルがよく使われます。
方法と読み出し
- キナーゼのパネル:数百種類のキナーゼへの阻害を一度に調べる
- 安全性のパネル:GPCR・イオンチャネル・トランスポーター・酵素など、副作用と関わりの深い標的への結合と阻害を、放射性リガンド結合試験や酵素阻害で調べる
- 読み出し:決まった濃度(10 µM など)での阻害率と、気になる標的での IC50
- 機能の確認:結合が見つかった標的は、カルシウムの流入(FLIPR・FDSS など)、cAMP、レポーター遺伝子で、作動か阻害か、その強さを確かめる
いつ行うか
リードの最適化の段階で、構造を絞り込む判断材料として行います。臨床候補を決める前に、主な標的への作用を確かめておきます。