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2026.08.13ASTM International

ASTM、メタノール純度試験の標準法を新設——GCで有機不純物を見る共通のものさし

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Photo: Julia Koblitz / Unsplash

Manufacturing Chemist の報道によれば、⁠ASTM Internationalメタノールの純度試験について新たな標準法を設けた。⁠ガスクロマトグラフィー(GC)に基づく方法で、市販メタノール中の有機不純物を同定し、⁠国際取引における品質評価の一貫性を支えることを目的としている。

溶媒の規格が製品の品質に効く経路

メタノールは、医薬品の製造で溶媒・洗浄剤・分析用試薬として広く使われる。原薬合成の反応溶媒、再結晶、クロマトグラフィーの移動相——用途は工程のあちこちに散らばる。

このとき、溶媒に含まれる不純物は2つの経路で効いてくる。

後者は見落とされやすい。分析法を立ち上げた当初は問題がなくても、⁠溶媒のロットや供給元が変わった途端にベースラインが変わる⁠——という経験は、試験室では珍しくない。原因を装置や試料側に探して時間を失うことになる。

「純度99.9%」だけでは足りない理由

溶媒の規格書には純度が書かれている。しかし残りの0.1%に何が入っているかは、規格書からは分からないことが多い。

不純物の議論では、総量よりも個々の成分が何かが問われる。0.05%のエタノールと0.05%のベンゼンでは、意味がまったく違う。前者は多くの場合無害だが、後者は毒性の観点で別の扱いになる。

標準試験法が整備される意味はここにある。

供給者の資格確認という文脈

同じ媒体は前後して、無機化学品の供給者を資格確認する際に買い手が何を確認すべきか、という記事も出している。そこでも論点は共通していて、⁠表示されている主要項目より、規定されていない副次的な項目のほうが工程リスクを予測するという整理になっている。

原材料の管理は、核酸医薬の原材料のように新しいモダリティで語られることが多い。しかし溶媒のような「昔からある材料」でも、測り方が揃っていない領域は残っている。標準法の新設は地味だが、⁠受入試験の設計を書き換える種類の変更にあたる。

※ 本ページは公開情報(Manufacturing Chemist の報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。規格番号・適用範囲・試験条件の詳細はASTMの一次情報をご確認ください。

業界メディア報道
manufacturingchemist.com
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本記事は業界メディア等の報道をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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