選び方 — Bioprocess Analytics

培養の分析装置(グルコース・細胞数・PAT)の選び方

培養の状態を、どこで何を使って測るか?

測定項目と精度で比べ始めると決まりません。先に決めるのは「どこで測るか」、次に効くのは必要サンプル量と年間の消耗品費です。位置・サンプル量・ランニング・GMP要件・自動化計画の順に切ると、候補は急速に絞れます。

培養の分析は、オフラインの多項目分析計・細胞計数装置と、培養液に触れたまま連続で測るオンラインセンサーが併存します。両者は競合ではなく役割分担で、オンラインが傾向を、オフラインが絶対値の確からしさを担います。どちらか一方に寄せる前提で選ぶと、後から買い足すことになりがちです。

選定の軸

測定の位置オフライン/アットライン/オンライン・インライン。ここで系統が決まり、候補が最初に絞られる。
必要サンプル量小スケールを並列で回すほど効く制約。測定のために培養液を減らすと本末転倒になる。
消耗品・保守試薬・カートリッジ・校正と、サービス対応。数年の運用では装置本体の価格差を上回ることがある。
GMP要件とデータ接続監査証跡・権限管理と、LIMS/SCADAへの受け渡し。開発用途とは要件が変わる。
自動化への拡張自動サンプリングやマイクロバイオリアクターとの連携可否は機種で決まり、後から変えにくい。

選択肢と選定理由

1

オフラインで代謝物と細胞を押さえる

まず基本の測定系を組む

グルコース・乳酸・アンモニアなどの代謝物と、生細胞密度・生存率は培養の状態を読む基本です。多項目を一度に測れる分析計と、細胞計数装置を組み合わせるのが標準的な構成です。

注意:必要サンプル量は機種で差があり、小スケールの並列運転では選定を左右します。

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2

オンラインで連続的に傾向を追う

抜き取りの間を埋めたい

静電容量や分光を用いたセンサーは、培養液に触れたまま連続で測れます。抜き取りの合間に何が起きているかを埋め、制御へつなぐ用途に向きます。絶対値はオフラインとの突き合わせで担保します。

注意:モデル構築(ケモメトリクス)とその維持に工数がかかる点を、導入時に見込む必要があります。

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3

サンプリングを自動化する

夜間・休日の測定を埋める

自動サンプリングを挟むと、人がいない時間帯の測定が続けられます。マイクロバイオリアクターや培養制御システムとの統合構成が用意されている場合もあります。

注意:装置側が連携に対応しているかは機種で決まるため、将来自動化する可能性があるなら最初の選定で見ておきます。

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4

データの受け渡しまで含めて組む

GMP工程で使う

GMPで使うなら、測定値の記録・監査証跡・権限管理と、LIMSやSCADAへの受け渡しが要件に入ります。装置単体で選ぶと、手作業の転記が残ります。

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