iPS細胞から細胞の薬をつくる
iPS細胞は、増やしたあとで心筋や神経などの細胞に変えて、細胞の薬の材料にします。iPS細胞とは何かから始めて、増やす間に「何にもなっていない状態」を保つ理由と仕組み、細胞に変える方法、最後に残った未分化の細胞の扱いまで、作る順に説明します。
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iPS細胞とは?「どんな細胞にもなれる」とはどういうことで、なぜ薬の材料になるのかiPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、皮膚や血液などの体の細胞に数個の遺伝子を入れて、体のさまざまな種類の細胞になれる状態に戻した細胞のことです。1本目・約6分
iPS細胞の未分化維持とは?増やす間、なぜ「何にもなっていない状態」を保つのかiPS細胞の未分化維持とは、iPS細胞を増やす間、まだ特定の細胞になっていない状態(未分化)を保つことです。2本目・約6分
iPS細胞の足場(培養基質)とは?ラミニンや培地で未分化を保てる仕組みiPS細胞の足場(培養基質)とは、培養皿の底に塗って、iPS細胞が付く土台にするタンパク質のことです。3本目・約5分- 基本仕組みと決まりを、ひとつずつ説明します。
iPS細胞はどう増やし、どう保管するのか?継代・凍結・細胞バンクの基本iPS細胞は、増えた細胞をはがして分け、新しい容器に植え直す継代を繰り返して増やし、増やした細胞を凍らせて保管します。4本目・約6分
iPS細胞の分化誘導とは?同じ手順でも結果がばらつくのはなぜかiPS細胞の分化誘導とは、iPS細胞を、移植に使う神経・心筋・網膜の細胞などへ変える工程のことです。5本目・約5分
増やす間は未分化を保つのに、最後に残ると困るのはなぜか?iPS細胞の「矛盾」を解くiPS細胞から移植用の細胞を作る工程では、増やす間は未分化(まだ特定の種類の細胞になっていない状態)を保ち、移植する細胞からは未分化の細胞を減らします。6本目・約6分- 実務現場で迷う判断と、確かめる手順を説明します。
iPS細胞から作った細胞の純化とは?残った未分化細胞はなぜ問題で、どう見つけるのかiPS細胞から作った細胞の純化とは、分化させた細胞の中から、目的外の細胞と、分化しきらずに残ったiPS細胞を減らす工程のことです。7本目・約6分
iPS細胞のゲノムは培養で変わるのか?核型解析で何が分かり、何を見落とすのかiPS細胞は、培養して増やすうちに染色体や遺伝子が変わることがあり、その変化を核型解析(染色体の数と形を顕微鏡で調べる検査)などで見つけます。8本目・約6分
iPS細胞由来の膵島、槽を5倍にして収量12倍の論文解説培養槽を0.1 Lから0.5 Lへ5倍に大きくしたら、iPS細胞由来の膵島の収量は12倍になりました。9本目・約5分
ほかのシリーズ
薬が研究室から患者に届くまでに、どんな決まりがあり、工場では何をしているのかを、知らない人向けに説明します。開発の流れから、原薬と製剤、培養と精製、GMP、製造の委託まで、この順に読めば、ほかのシリーズの記事も読み進められます。
シリーズ全4本・約25分抗体で薬を届ける新しい形抗体を目印にして、薬を狙った細胞へ届ける方法は、ADCのほかにも増えています。ADCそのものの仕組みから始めて、分解誘導薬を載せたDAC、2種類の薬を載せたADC、抗体を付けた脂質の粒まで、何が新しく、作る側と測る側で何が変わるかを順に説明します。
シリーズ全8本・約52分バリデーションの基本装置や工程が「決めたとおりに動き、同じ品質のものを作れる」ことを、記録で示すのがバリデーションです。仕様を書くところから、装置の確認、工程の確認、洗浄の確認まで、仕事の順に説明します。
入門3本基本1本実務4本シリーズ全10本・約61分GMPと品質保証の仕組みGMPは、薬を毎回同じ品質で作るために、工場が守る決まりです。問題が起きたときの扱い方や変更の手続き、記録の残し方など、品質を守る仕組みを順に説明します。
入門2本基本3本実務5本シリーズ全8本・約50分分析法バリデーションと試験の信頼性試験の結果は、測り方が正しいと示せて初めて信じてもらえます。分析法がきちんと測れているかの確かめ方と、日々の試験の数字を信頼できるものにする工夫を、順に説明します。
入門2本基本3本実務3本シリーズ全10本・約64分無菌製造と汚染管理注射剤のように体に直接入る薬は、菌が入らないように作る必要があります。部屋のきれいさ、作業の仕方、滅菌やろ過の方法まで、菌を入れないための考え方を順に説明します。
入門2本基本3本実務5本シリーズ全8本・約50分製薬用水と製造設備薬づくりには、水や蒸気、空気といった製造設備の質も欠かせません。注射用水の作り方から、設備の洗浄、薬どうしが混ざらないようにする工夫まで、順に説明します。
入門1本基本4本実務3本シリーズ全8本・約50分申請と承認後の変更薬を売るには、作り方と品質を書類にまとめて国の承認を受け、承認後に変えるときにも手続きが要ります。申請書の組み立てから、承認後の変更、技術移管、査察まで、順に説明します。
入門1本基本3本実務4本シリーズ全6本・約38分低分子医薬品の不純物管理飲み薬には、作る途中でできる目的外の物質(不純物)がわずかに残ります。どこまでなら許されるかの決め方を、不純物の種類ごとに順に説明します。
入門1本基本2本実務3本シリーズ全10本・約59分DMPKの基本DMPKは、飲んだ薬が体の中でどう吸収され、運ばれ、分解され、出ていくかを調べる分野です。基本の考え方から、血中濃度の読み方、薬の飲み合わせまで、順に説明します。
入門4本基本5本実務1本シリーズ全9本・約52分非臨床安全性試験の組み立て人に使う前に、動物や細胞で薬の安全性を確かめるのが非臨床安全性試験です。どんな試験をどの順に組むかから、最初に人へ投与する量の決め方まで、順に説明します。
入門1本基本2本実務6本シリーズ全9本・約54分抗体医薬の培養(上流工程)抗体医薬は、細胞を大きな培養槽で育て、その細胞に抗体を作らせて製造します。細胞の選び方から、育て方の条件、規模の拡大まで、培養の工程を順に説明します。
入門2本基本4本実務3本シリーズ全8本・約47分抗体医薬の精製(下流工程)培養液から抗体だけを取り出し、きれいにするのが精製の工程です。細胞を取り除くところから、ウイルス対策、最後の濃縮まで、工程の順に説明します。
入門1本基本5本実務2本シリーズ全9本・約53分抗体医薬の品質分析できた抗体医薬が規格どおりかは、いくつもの試験で確かめます。何を測り、結果をどう読むかを、試験の種類ごとに説明します。
入門1本基本4本実務4本シリーズ全9本・約56分バイオ医薬品の製剤設計製剤設計は、薬を注射できる形にし、保管中も品質を保てるように中身を組み立てる仕事です。液の性質の決め方から、安定させる工夫、凍結乾燥にするかどうかまで、順に説明します。
入門1本基本4本実務4本シリーズ全6本・約35分低分子医薬品の製造と製剤化低分子医薬品は、化学合成で作った薬の成分を、錠剤などの飲み薬に仕上げて作ります。合成から、溶けにくい薬の工夫、錠剤にするまでを、順に説明します。
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