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2026.08.27コージンバイオ

コージンバイオ、長崎・大村に培地の新工場——再生医療向けで国内最大規模へ

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Photo: Pawel Czerwinski / Unsplash

コージンバイオが、長崎県大村市に細胞培養用培地の新工場を建設する。報道によれば、内容は次のとおりである。

装置でも製品でもなく材料の話だが、細胞治療の供給を縛ってきた要素の1つがここにある。

培地が律速になる構造

細胞治療の製造で、培地は単なる消耗品ではない。

つまり、開発初期に選んだ培地に、その製品は長く縛られる。⁠供給が続くかどうかが、事業の前提条件になる。

「再生医療向け」であることの意味

抗体医薬で使う CHO 培地と、細胞治療で使う培地は、要求が違う。

組成の性格。 無血清・化学的組成規定の培地が求められる。ウシ胎児血清(FBS)は性能は高いが、由来動物のロット差が大きく、ウイルス安全性の議論も伴う。置き換えるには、成長因子やアルブミンなどを規定した処方が要る。

量の性格。 抗体医薬は1バッチで数千リットルを使う。細胞治療は1患者1バッチで、1バッチあたりは数リットルから数十リットル。⁠少量多品種になる。

品質の性格。 治療用細胞に接触する以上、原材料の品質としての管理が要る。エンドトキシン、バイオバーデンマイコプラズマ、動物由来成分の不使用。加えて、顧客の申請書類に載る情報を提供できる体制が要る。

国内で作ることの効き方

培地は液体または粉体で、輸入もできる。それでも国内拠点に意味があるとすれば、次の点になる。

島津製作所が培養最適化ソフトと併せてカスタム培地の製造受託を掲げたように、「条件を出す」と「その培地を作る」を近づける動きが出てきている。処方の探索と供給が別々では、探索の速度が供給に縛られるためである。

2028年という時間軸

操業開始が2028年1月というのは、この種の設備としては標準的な期間といえる。建屋の完成が稼働ではなく、

を経て、初めて実際の供給に入る。最後の項目は顧客の作業であり、供給者側の準備が整ってからさらに時間がかかる。

国内の細胞治療は、細胞加工施設の配置樹立工程の自動化といった各所で供給網の整備が進んでいる。材料の供給能力がそこに揃うかどうかは、実用化の速度に効いてくる要素になる。

※ 本ページは公開情報(NCC長崎文化放送の報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。投資規模・生産品目・稼働時期の詳細は一次情報および同社の公式発表をご確認ください。本文中の解説は細胞培養用培地一般の構造に関する説明であり、同社の具体的な製品や計画を示すものではありません。

メーカー公式
ncctv.co.jp
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本記事はメーカーの公式発表をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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