試薬
2026.08.19Lonza

Lonza、培地の短期試作サービス「RaMP」を開始——初期開発の待ち時間を削る

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Photo: National Cancer Institute / Unsplash

Contract Pharma の報道によれば、⁠Lonza がカスタム培地の短期試作サービス 「RaMP(Rapid Media Prototyping Service)」 を開始した。⁠必要な量のカスタム培地を、必要なときに得られることを掲げるサービスである。

同社が挙げる、初期開発でよく詰まる点は次の3つである。

RaMP はこれに対し、⁠短い回転、柔軟なバッチサイズ、専門知見を組み合わせるとする。位置づけとしては、同社のカスタム培地・バッファ事業の一部で、⁠培地の開発とスクリーニング → 非GMPの試作 → 商用GMP製造までを一続きで扱う構成に組み込まれる。

「待ち時間」が開発の速度を決めている

培地の検討は、実験そのものより材料が届くまでの時間に律速されることがある。

処方を1つ振るたびに、外部に発注し、製造の順番待ちに入り、届いてから培養を回す。培養に2週間かかる系であれば、1サイクルの実験時間より発注のリードタイムのほうが長い、という事態が起こりうる。

培地開発をDoEで回す場合、この構造は特に重い。実験計画の要点は条件を意図的に振ることにあるが、振る本数だけ発注が増える。納期が長ければ、計画そのものを縮めることになる。

小ロットで作れることの意味

「柔軟なバッチサイズ」という表現も、初期開発では実務的な意味を持つ。

つまり「試作」といっても、⁠どの規模で何を確かめたいかによって必要な形が違う。そこを都度組めるかどうかが、サービスとしての差になる。

試作から商用まで筋を通せるか

このサービスで見るべき点は、速さより接続のほうかもしれない。

初期に非GMPで最適化した処方が、そのままGMPで作れるとは限らない。

処方を作り直せば、スケールダウンモデルで取った工程特性のデータも取り直しになる。⁠初期の処方検討を将来の製造要件と揃えるという同社の説明は、この手戻りを指していると読める。

自社で持つか委託するかの判断でも、培地は分かりやすい論点になる。処方は製品の性質を左右する知的財産でありながら、製造そのものは規模の経済が効く。⁠処方は自社、製造は外部という切り分けが成り立つかどうかが、この種のサービスの使いどころを決める。

※ 本ページは公開情報(Contract Pharma の報道および同社発表)をもとにしたProglenth編集部による整理です。提供範囲・対応規模・納期の詳細は一次情報および同社の公式発表をご確認ください。本文中の解説は培地開発一般の構造に関する説明であり、同サービスの具体的な仕様を示すものではありません。

業界メディア報道
contractpharma.com
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本記事は業界メディア等の報道をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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