Nu-Tek BioSciencesが、9月22日から25日までボストンのHynes Convention Centerで開かれるBioProcess International East(BPI East)2026で、原材料のリスクを議題に持ち込みます。同社は動物由来成分を一切使わない(AOF)ペプトンとタンパク加水分解物のメーカーで、植物と酵母を原料にした培地用の栄養素を手がけています。
議題は製品の性能ではなく、ロット差
同社がBPI Eastで話すとしているのは、製品の性能、培地の一貫性、供給の継続性、そして重要原材料の適格性確認の4つです。並べ方に意味があります。培地のロット差を減らしたい、規制上のリスクを下げたい、という課題から入る組み立てになっています。
ペプトンは天然物の加水分解物なので、原料のロットが変われば組成が変わります。これが培養の立ち上がりや力価に効いてくるのですが、培地全体の成分表からは見えにくい。培養がなぜか振れるという相談の原因がここにあった、という話は珍しくありません。同社はこれに対して「Variability Reduction Program」という取り組みを持っています。
動物由来成分を外す理由
AOFが求められるのは、TSE/BSEのリスクを断つためだけではありません。動物由来の原料は供給そのものが季節や産地に左右され、規格を一定に保ちにくい。植物や酵母を原料にすると、その振れ幅を工程側で管理できるようになります。ワクチン、治療用タンパク質、その他のバイオ医薬品で、細胞培養と微生物発酵の両方に使われます。
培地を選ぶときは、成分表だけでなく、ロット間のばらつきをメーカーがどう測り、どこまで開示するかを聞いておくと後で効きます。
※ 本ページは公開情報をもとにした紹介です。製品仕様・供給条件の詳細は公式情報をご確認ください。