ADME・薬物動態

物質収支・組織分布(放射標識)

Mass balance / QWBA (radiolabeled)

放射性の炭素(14C)などで標識した薬を投与し、体のどこへ分布し、尿や糞からどれだけ出ていくかを追う試験です。代謝物を含めて、投与した量の行き先を確かめます。

方法と読み出し

  • 物質収支:尿・糞・呼気に出てくる放射能を測り、投与量に対する回収率を出す
  • 定量的全身オートラジオグラフィー(QWBA):動物の全身の薄い切片で、組織ごとの放射能の分布を画像にする
  • 代謝物のプロファイル:放射能を目印に、血漿・尿・糞の中の代謝物を分けて測る
  • ヒトの試験への準備:QWBA の結果から、ヒトの放射標識の試験で許される投与量(被ばく量)を見積もる

いつ行うか

動物の試験は臨床開発の初めのころに、ヒトでの物質収支の試験は第I相から第II相のころに行うことが多くあります。

使う製品・ツール・受託先

用語集では

物質収支(マスバランス):主成分の減少量と生成した分解物の増加量が釣り合うかの確認。大きくずれると未検出の分解物を疑う。

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