工程1:セルバンク・拡大培養
◇ 分岐HEK293Tの性質を揃え大量確保することで、ロット間のばらつきを抑える産生の出発点を固める工程。
安定プロデューサー細胞株(誘導型)では
HEK293(HEK293SF等)にgag-pol・rev・VSV-Gをドキシサイクリン/クメート誘導プロモーター下で安定組込みし、さらにトランス遺伝子も組込んだうえで限界希釈等…
Standard Process Map遺伝子治療
この基準工程マップは、レンチウイルスベクターの製造と分析を産生→回収・清澄化→精製→濃縮→品質特性解析の順に整理しています。最適な手法はベクター設計・産生細胞・エンベロープ・スケールで変わるため、各工程に代替・補完法も併記しています。
製法の条件で切り替える
◇の付いた5工程は、この条件で基準法が変わります。
工程名を押すと、その工程の説明へ移ります。工程を押すと、その場で詳しい説明が開きます。◇は条件で基準法が変わる工程です。
製法の条件で切り替える
◇の付いた5工程は、この条件で基準法が変わります。
HEK293Tの性質を揃え大量確保することで、ロット間のばらつきを抑える産生の出発点を固める工程。
安定プロデューサー細胞株(誘導型)では
HEK293(HEK293SF等)にgag-pol・rev・VSV-Gをドキシサイクリン/クメート誘導プロモーター下で安定組込みし、さらにトランス遺伝子も組込んだうえで限界希釈等…
解凍したセルバンクを生産規模の細胞密度まで増やさないとトランスフェクション工程に入れないため。
安定プロデューサー細胞株(誘導型)では
シードトレイン拡大後、誘導時に高細胞密度(〜10〜12×10^6 cells/mL、または固定床への高密度付着)まで増殖させ、灌流/擬似灌流モードに移行する
複数プラスミドを同時導入してベクター粒子を作らせ、ここで採れる力価がほぼ決まる律速工程。
安定プロデューサー細胞株(誘導型)では
3〜4プラスミドのPEI一過性トランスフェクションを行わず、培地への誘導剤添加で内在組込み遺伝子の転写を活性化してベクター産生を誘導する(Tet-onではドキシサイクリン添加、T…
レンチウイルスは培養上清中に分泌されるため、産生細胞と分けて上清を回収・プールする工程が必須。
安定プロデューサー細胞株(誘導型)では
誘導後、灌流ラインを介して数日間(〜4〜6日、固定床では7回前後の回収)にわたりベクター含有上清を連続的に回収・常時クラリファイし、−80℃で逐次保存する
細胞・破片を除き後工程の詰まりを防ぐが、活性30〜40%損失を伴うため条件選びが要点となる工程。
残存宿主DNA・プラスミドを酵素で断片化し、最終製剤のDNA量と断片長を規制値以下に抑える工程。
培養液を濃縮し低分子不純物をバッファ交換で除き、次のカラム工程に適した状態へ穏やかに整える工程。
AEX結合に適した導電率へ希釈調整し、夾雑粒子を除いてカラム閉塞を防ぐ前処理が必須。
負電荷の粒子を陰イオン膜に吸着させ不純物と分離するが、下流で最も回収率が低い難所となる工程。
p24抗原で総粒子量を定量し収量管理と感染性との比に用いるが、感染性とは区別が必要な指標。
組込みプロウイルスコピー数を定量して実働ベクター量を測り、投与量設定に直結する最重要の力価。
正しい遺伝子の有無・発現・細胞あたりコピー数を確認し、製品同一性と挿入変異リスクを担保する工程。
自己増殖性ウイルスの混入有無を確認する、組込み型ベクターで規制必須の最重要安全性試験のひとつ。
宿主DNA・タンパク質や工程由来試薬が規格内まで除けているかを確認し、純度と工程の除去能を裏づける工程。
安定プロデューサー細胞株(誘導型)では
残存プラスミドDNA・残存PEIの定量を省略でき、代わりに残存誘導剤(ドキシサイクリン/クメート、または酪酸ナトリウム)の除去確認・残存定量を追加する
無菌・エンドトキシン・マイコプラズマ・迷入ウイルスの不在を確認する、患者投与の前提となる必須試験群。
粒子径・凝集・充実粒子比を測り安定性や感染性への影響を、別の方法併用で物理的に裏づける工程。
公開情報にもとづく一般的な整理です。実際の構成は条件により異なります。