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2026.09.14•Waters

Waters、自動校正で再現性を打ち出すスペクトラル型フローサイトメーター「BD FACSDiscover A7」を発売

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Photo: Navy Medicine / Unsplash

米国の分析機器メーカーWatersは9月14日、スペクトラル型のフローサイトメーター「⁠BD FACSDiscover A7 Cell Analyzer⁠」を世界で発売したと発表しました。WatersがBDから取得したバイオサイエンス事業の製品で、大学に加えて、製薬企業や受託研究機関(CRO)の試験室での利用を見込みます。各地域の販売代理店を通じて売り出し、価格は公表していません。規制上の手続きの移管が終わるまでは、BD(Becton, Dickinson and Company)が装置の製造元です。

上位機A8と同じスペクトル検出

A7は、上位機のBD FACSDiscover A8と同じスペクトル検出技術「BD SpectralFX」を載せています。1個の細胞について、50を超える項目を同時に測れます。スペクトラル型は、色素の光を波長の全体で記録し、計算で色ごとに分ける方式で、色素ごとに検出器を割り当てる通常型より多くの色を1本のパネルに組み込めます。技術の土台はセルソーターのBD FACSDiscover S8で、同社が世界初とする50色のパネルは2年前にS8で組まれました。

Waters Biosciences部門を率いる上級副社長のSteve Conly氏は、性能と価格の釣り合いを前面に出しています。バイオマーカー探索から医薬品開発まで、使い手を広げたい考えです。米ラ・ホヤ免疫研究所でフローサイトメトリーの共通機器部門を率いるCheryl Kim氏は、A7がスペクトラル型を使う敷居を下げると評価しています。

装置と施設をまたいでそろえる自動校正

中心となる機能は「FACSTruQ」です。装置の立ち上げ、校正、精度管理を自動で行い、使う人や装置、施設が変わってもデータをそろえることを狙います。同社の社内データでは、50種を超える色素で、ばらつきの指標である変動係数が10%未満でした。検体を自動で送り込むオートローダーと、手順を画面で案内する解析ソフト「BD FACSChorus」も組み合わせています。

製薬企業やCROでは、同じパネルを複数の装置や試験室で使います。臨床試験で受容体占有率などのバイオマーカーをフローサイトメトリーで測る場合、施設ごとの差は結果の読み方に直結します。試験室の間で分析法を移管するときも、装置ごとの設定の差は確かめる項目の一つです。Cytekの「Borealis」のように検出器の数を競う機種がある一方、A7は再現性を売りにしています。

A7は、色数の上限を伸ばす機種ではありません。装置や担当者、施設が変わっても同じ結果を出すことを、自動校正で装置の側に持たせようとする機種です。

※ 本ページは2026年9月14日のClinical Lab Productsの報道をもとにした紹介です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。

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本記事はメーカーの公式発表をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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