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2026.10.02•日立ハイテク

日立ハイテク、細胞自動培養装置「iACE3」発売──設置面積42%減と遠隔監視

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Photo: Simple Wallpapers / Unsplash

日立ハイテクが2026年10月2日、iPS細胞などを大量に自動で培養する細胞自動培養装置「⁠iACE3⁠」の販売を始めました。iACE2 の後継機種です。iACE2 は2019年に、GCTP省令(再生医療等製品の製造管理と品質管理の基準)への適合に必要な機能を備えた国内初の装置として製品化されました。日立ハイテクの発表によると、この iACE2 は、住友ファーマなどが製造・販売する iPS細胞由来の再生医療等製品「アムシェプリ」の製造工程の一部に採用されています。今回の更新で変わったのは装置の大きさと見守り方で、培養できる量は変わりません。

同じ部屋に置ける台数

従来の制御ユニットの機能を試薬ユニットに統合し、恒温ユニット(容器を温度管理して収める部分)の中の観察機構の構造を見直した結果、設置面積は従来機種比で42%⁠減りました。同一スペースに複数台を置きやすくなったと、同社は説明しています。設置面積だけで単純に計算すると、同じ広さの床に従来の約1.7倍の台数が収まる計算です。

一方で、1台の培養量は据え置きです。培養面積512cm²の大量培養容器を最大10個載せられる点は、iACE2 と同じです。培養量を増やす方法は、容器を大きくするか台数を増やすかに分かれ、前者をスケールアップ、後者をスケールアウトと呼びます。iACE3 は、台数を並べる方式を扱いやすくする改良です。

クリーンルーム外からの遠隔監視

新機能はリモート監視・制御です。クリーンルームの外から、最大6台の装置のエラー情報や細胞観察像を確認でき、所定の操作は遠隔で実行できます。同社が挙げる狙いは、入退室の準備と、装置ごとの確認作業の負担を減らすことです。

iACE2 は培養容器と培地の流路を完全閉鎖系のモジュールでつなぎ、無菌のまま播種・培養・観察する構成でした。閉鎖系にしても、様子を見に部屋へ入る回数は別の話です。更衣して人が入るほど、室内の清浄度を乱す機会も増えます。遠隔機能は、この回数を減らす改良です。遠隔で実行できるのは「所定の運転操作」に限られ、どこまで可能かは導入前に確かめたい点です。

iACE3 は1台の培養量を増やさず、同じ部屋に並べられる台数と、部屋に入らずに見渡せる台数を増やした更新です。

※ 本ページは2026年10月2日の日立ハイテクの発表と、2019年の日立製作所の発表をもとにした紹介です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。

プレスリリース
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本記事は企業のプレスリリースをもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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