薬効・作用機序Research × Nonclinical / トピック 6 of 15

機能アッセイ・MoA確認

狙った作用機序(MoA)薬がどのように効くかの仕組み。力価試験はできる限りこれを反映した活性を測る。が細胞・組織レベルで実際に発現目的タンパク質をコードする遺伝子を宿主細胞内で転写・翻訳させ、機能的なタンパク質として産生させる工程。し、期待する効力(EC50応答を半分まで立ち上げる濃度のことで、作動薬など活性化系の効力指標に使う。/IC50対象の働きを半分に抑えるのに必要な薬物濃度で、値が小さいほど強く阻害する。hERG阻害の強さを表す。)を示すか

狙った標的への結合や体内送達が確認できても、それが目的の生物学的作用に結びつくとは限りません。機能アッセイでMoAを再現し効力を定量することで、後続の薬理・毒性評価やロット間の品質(力価)比較の基盤を作ります。

7モダリティを比較64装置・試薬の代表例

共通の考え方いずれのモダリティでも「標的依存性(陰性対照・非標的細胞・スクランブル配列などで特異性を示す)」と「用量反応から算出する定量指標(EC50/IC50や最大効果)」を軸に、細胞・組織レベルで狙った表現型が出るかを確認します。開発後半では力価アッセイとして標準化し、参照標準に対する相対力価で評価する流れが基本です。

モダリティ別の進め方(7比較)

モダリティアプローチ(手法)読み出し・指標留意点
抗体(mAb)MoA薬が効果を発揮する仕組み。抗体医薬ではADCCやCDCなどが該当し、アッセイで裏づける。に応じてレポーター/一次細胞アッセイを選択。中和低pH条件で溶出されたサンプルに緩衝液を加えてpHを中性付近に戻し、製品へのダメージを防ぐ操作。は標的経路の遮断、アゴニスト受容体に結合してそれを活性化し、生体反応を起こす作用をもつ分子。作動薬とも呼ばれる。は受容体活性化T細胞を抗原刺激や人工的な刺激試薬で活性化し、増殖・機能発揮できる状態に誘導する操作。エフェクター機能抗体が免疫系を動かして標的細胞を排除する働き。ADCCやCDCなどがある。ADCC抗体FcがNK細胞などのFcγRIIIaに結合し、そのエフェクター細胞に標的細胞を傷害させる作用。CDC抗体Fcに補体C1qが結合してカスケードが進み、膜侵襲複合体が標的細胞の膜を破壊する作用。ADCPマクロファージなどの貪食細胞が、抗体で覆われた標的細胞をFcγRを介して丸ごと取り込む作用。を評価。ADCC/ADCPは標的発現目的タンパク質をコードする遺伝子を宿主細胞内で転写・翻訳させ、機能的なタンパク質として産生させる工程。細胞+エフェクター(NK/マクロファージ)を用いる系のほか、FcγR免疫細胞側にある抗体Fcの受け皿となる受容体。活性化型と抑制型があり、両者のバランスが効く。を組み込んだルシフェラーゼ・レポーター細胞での代替測定、CDCは補体添加で測定中和低pH条件で溶出されたサンプルに緩衝液を加えてpHを中性付近に戻し、製品へのダメージを防ぐ操作。/活性化T細胞を抗原刺激や人工的な刺激試薬で活性化し、増殖・機能発揮できる状態に誘導する操作。EC50応答を半分まで立ち上げる濃度のことで、作動薬など活性化系の効力指標に使う。IC50対象の働きを半分に抑えるのに必要な薬物濃度で、値が小さいほど強く阻害する。hERG阻害の強さを表す。ADCC抗体FcがNK細胞などのFcγRIIIaに結合し、そのエフェクター細胞に標的細胞を傷害させる作用。CDC抗体Fcに補体C1qが結合してカスケードが進み、膜侵襲複合体が標的細胞の膜を破壊する作用。ADCPマクロファージなどの貪食細胞が、抗体で覆われた標的細胞をFcγRを介して丸ごと取り込む作用。の最大溶解率・レポーターシグナル、相対力価検体の力価を標準品と比べて表す値。生物系の日間変動を比で打ち消せる。レポーターアッセイ光などの信号を出す遺伝子を使い、抗体の働き(ADCCやCDCなど)を数値化する試薬です。効き目を細胞レベルで評価します。詳しく →品質管理遺伝子治療製品の品質・安全性・有効性を保証するために製造・出荷の各段階で実施する試験・管理の総体。向けに再現性が高い一方、一次細胞での確認が生物学的関連性の裏づけになります。糖鎖タンパク質に付加される糖の鎖状構造で、抗体の有効性・免疫原性などに影響する重要な品質特性。アフコシル化Fc糖鎖の根元のフコース(コアフコース)を欠いた状態。FcγRIIIaへの結合が強まりADCCが増強する。)はADCC抗体FcがNK細胞などのFcγRIIIaに結合し、そのエフェクター細胞に標的細胞を傷害させる作用。活性に影響します。(モダリティ抗体・低分子・核酸・細胞治療など、医薬品の種類・創薬手法の区分。差)FcRnIgGを細胞内でリサイクルして血中半減期を延ばす受容体。サイレンシング設計でも結合を残すことが多い。リサイクルで血中半減期薬の血中濃度が半分に下がるまでの時間。抗体フラグメントでは短く、延長の工夫が要る。は週単位、標的介在性クリアランス(TMDD)抗体が標的に結合して複合体ごと消失するために生じる、用量応答の非線形な振る舞い。で非線形PKになり得ます
ADC標的抗原陽性/陰性細胞パネルでの細胞傷害アッセイ。抗原依存的な内在化→リンカーADCで抗体とペイロードをつなぐ部分。両者の結合や体内での薬物放出の性質を左右する。切断→ペイロード抗体薬物複合体(ADC)で抗体に結合させる強力な細胞毒(薬物)です。抗体によって標的の細胞まで運ばれ、そこで細胞を殺す作用を担います。詳しく →放出の連鎖を、抗原陰性細胞やコンジュゲートしない抗体を対照に確認。膜透過性化合物が細胞膜を透過する速さの指標。経口薬の吸収性の評価に使われる。ペイロードではコカルチャーでバイスタンダー効果を評価抗原陽性/陰性細胞での細胞生存率細胞集団のうち生きている細胞の割合。凍結・培養の品質を示す基本指標。IC50対象の働きを半分に抑えるのに必要な薬物濃度で、値が小さいほど強く阻害する。hERG阻害の強さを表す。差、DAR抗体薬物複合体(ADC)で、抗体1分子に結合した薬物の平均数です。効果と安全性を左右するため測定する指標です。詳しく →と効力の関係、バイスタンダー傷害の有無遊離ペイロード抗体薬物複合体(ADC)で抗体に結合させる強力な細胞毒(薬物)です。抗体によって標的の細胞まで運ばれ、そこで細胞を殺す作用を担います。詳しく →自体の毒性と抗原依存的傷害を切り分けることが重要です。(モダリティ抗体・低分子・核酸・細胞治療など、医薬品の種類・創薬手法の区分。差)抗体本体・コンジュゲート体・遊離ペイロードで挙動が異なり、DAR分布DAR0/2/4/6/8などの構成比。平均が同じでも分布の形しだいで製品の性質が変わる。や脱コンジュゲーション抗体の官能基と薬物リンカーを化学結合させ、DARを狙いどおりに作り込むADC製造の中心工程。を踏まえた評価が必要です
mRNA-LNP標的細胞へトランスフェクション培養細胞に外来の核酸を導入する操作。ウイルスベクターの一過性の産生などに用いられる。し、翻訳された目的タンパク質の量だけでなく機能(酵素活性・受容体結合など)を評価。抗原提示型ワクチンでは、発現目的タンパク質をコードする遺伝子を宿主細胞内で転写・翻訳させ、機能的なタンパク質として産生させる工程。抗原に対するT細胞/B細胞応答の惹起で機能を確認発現目的タンパク質をコードする遺伝子を宿主細胞内で転写・翻訳させ、機能的なタンパク質として産生させる工程。タンパク質の機能活性(酵素活性・レポーター)、発現量細胞が目的のタンパク質を作る量。低いと必要量の確保に手間がかかり、製造コストが上がる。あたりの活性、時間推移発現量細胞が目的のタンパク質を作る量。低いと必要量の確保に手間がかかり、製造コストが上がる。ELISA抗原と抗体の結合を酵素反応による発色などで検出し、目的の物質の有無や量を測る手法です。不純物や力価の測定に広く使われます。詳しく →/WB)と機能を分けて見ます。LNPmRNAなどを包んで細胞へ届ける脂質の微粒子。全身投与では肝細胞に取り込まれやすい。組成・N/P比導入試薬の窒素とDNAのリン酸の比。トランスフェクションの効率や毒性を左右する。・投与細胞種で発現目的タンパク質をコードする遺伝子を宿主細胞内で転写・翻訳させ、機能的なタンパク質として産生させる工程。効率が変わります。(モダリティ抗体・低分子・核酸・細胞治療など、医薬品の種類・創薬手法の区分。差)発現は一過性で、全身投与LNPは肝への分布が大きく、投与経路・組成で分布が変わります
AAV(遺伝子治療)導入遺伝子ベクターで細胞に運んで働かせる目的の遺伝子。産物による欠損機能の回復を、患者由来細胞・疾患モデル細胞やレポーター系で確認。分泌型なら培地細胞を体外で生存・増殖させるために必要な栄養・エネルギー源・成長因子などを含む液体または固体の環境基盤。中活性、細胞内酵素なら基質代謝、構造/チャネルタンパクなら機能回復アッセイ。感染力価ウイルスベクターが実際に細胞へ感染する能力を表す力価。TCID50などのアッセイで測る。(機能的力価)と併せて評価導入遺伝子ベクターで細胞に運んで働かせる目的の遺伝子。産物の機能回復度、MOI細胞1個あたりに接触させるウイルスやベクターの量の比。形質導入の効率やベクターコピー数を左右する条件。あたりの発現目的タンパク質をコードする遺伝子を宿主細胞内で転写・翻訳させ、機能的なタンパク質として産生させる工程。・機能、機能的力価(vgに対する活性)物理力価粒子が物理的にいくつあるかを測った力価。感染性の有無は問わず、p24やベクターRNAの量から求める。(vg)と感染/機能力価実際に細胞へ遺伝子を届けられた粒子を数える力価。効き目に最も近く、TUやVCN、陽性率から求める。の乖離に注意します。血清型AAVのカプシドの種類による分類。組織指向性が異なり、狙う臓器や細胞に応じて選び分けられる。により指向性・形質導入ウイルスベクターを介して細胞に外来遺伝子を導入すること。導入細胞の割合が形質導入効率として評価される。効率が異なります。(モダリティ抗体・低分子・核酸・細胞治療など、医薬品の種類・創薬手法の区分。差)既存の中和抗体過去のウイルス感染などにより治療前からすでに体内に存在する中和抗体。が形質導入を妨げ得、抗キャプシド免疫により実質的に単回投与が前提となります
siRNA・ASO(核酸)標的発現目的タンパク質をコードする遺伝子を宿主細胞内で転写・翻訳させ、機能的なタンパク質として産生させる工程。細胞で標的mRNA/タンパクのノックダウン核酸医薬などで標的遺伝子の発現を下げること。細胞での薬効指標になる。を定量し、下流の表現型分子が標的に結合するかなど、実際に現れる働き・性質のこと。変化まで確認。スクランブル/ミスマッチ配列を陰性対照に配列特異性分析法において、共存する不純物・分解物・添加剤などが存在しても目的成分だけを正確に測定できる能力。を示す。ASO標的RNAに相補的な配列をもつ一本鎖の短い核酸。RNAに結合して働きを抑えたり書き換えたりする。ギャップマー中央にDNA部(ギャップ)を、両翼に高親和性修飾を配したASOの構造。中央でRNase Hに標的RNAを切らせる。等でRNase HDNAとRNAが対合した二本鎖のRNA鎖を選択的に切断する細胞内酵素。ギャップマー型ASOの分解作用を担う。依存の分解、siRNA二本鎖の短いRNAで、RISC(Ago2)を介して標的mRNAを分解する核酸医薬。ASOと製造基盤を共有する。RISCsiRNAが取り込まれ、標的mRNAを切断するタンパク質複合体。中心でAgo2が働く。依存の切断を想定した設計で評価標的mRNA残存率(RT-qPCR)・タンパク残存率(ELISA抗原と抗体の結合を酵素反応による発色などで検出し、目的の物質の有無や量を測る手法です。不純物や力価の測定に広く使われます。詳しく →/WB)のIC50対象の働きを半分に抑えるのに必要な薬物濃度で、値が小さいほど強く阻害する。hERG阻害の強さを表す。、下流表現型分子が標的に結合するかなど、実際に現れる働き・性質のこと。(機能マーカー)gymnotic取り込みかトランスフェクション培養細胞に外来の核酸を導入する操作。ウイルスベクターの一過性の産生などに用いられる。かで効力が変わります。オフターゲット・免疫刺激(配列由来)の確認も併せて検討します。(モダリティ抗体・低分子・核酸・細胞治療など、医薬品の種類・創薬手法の区分。差)GalNAc抱合核酸医薬に糖を付け、肝細胞へ能動的に取り込ませる修飾。体は肝細胞のASGPR肝細胞表面に多く発現する受容体。GalNAcが結合し、核酸を肝細胞へ取り込ませる入口になる。経由で肝取り込みを高める設計で、組織指向性ウイルスベクターが特定の組織や細胞に取り込まれやすい性質。AAVではカプシドの血清型で変わる。が効力・安全性を左右します
細胞治療(CAR-T・iPS)CAR-T患者や健常ドナーのT細胞にCAR(キメラ抗原受容体)を導入し、がん細胞を攻撃させる細胞治療。は標的抗原陽性/陰性標的細胞に対する抗原特異的細胞傷害、サイトカイン細胞が放出する免疫の情報伝達物質。細胞治療では効果と安全性のリードアウトになる。産生、抗原刺激下の増殖を評価。細胞傷害はルシフェラーゼ/フローベースのキリングアッセイ、サイトカインはIFN-γ等のELISA抗原と抗体の結合を酵素反応による発色などで検出し、目的の物質の有無や量を測る手法です。不純物や力価の測定に広く使われます。詳しく →/多重測定、増殖はエフェクター:標的比での拡大を測定抗原特異的キリング率(E:T比依存)、IFN-γ等サイトカイン細胞が放出する免疫の情報伝達物質。細胞治療では効果と安全性のリードアウトになる。産生量、抗原刺激下の増殖・持続性生きた薬剤で不均一なため、複数のポテンシー製品が示す生物学的な効力。細胞治療などで規格として測る品質指標。指標を組み合わせるマトリックスアプローチ単一アッセイでは捉えきれない製品の生物活性を、作用機序の異なる複数のアッセイを組み合わせて多面的に評価する規制上許容された戦略。がFDAのポテンシーガイダンスで示されています。抗原陰性標的でのオフターゲット意図した標的以外の似た配列に結合・作用してしまうこと。核酸医薬の毒性や副作用の一因。傷害も確認します。(モダリティ抗体・低分子・核酸・細胞治療など、医薬品の種類・創薬手法の区分。差)従来のPKでなく、生体内での増殖・持続・分布という細胞動態で挙動を捉えます
低分子酵素反応速度論で阻害様式(競合/非競合/不可逆)とKiを決め、細胞アッセイで機能変化を確認します。CRISPR狙った箇所のゲノム配列を書き換える技術。変化が恒久的で、オフターゲットのリスクが加わる。ノックアウト遺伝子を機能破壊する編集。切断後のNHEJで生じるインデルが読み枠をずらして機能を失わせる。や耐性変異の導入によるレスキュー実験で、効果が本当に狙った標的を介しているか(オンターゲットガイドが指し示す、本来切ってほしい標的の場所。ここでも大欠失など意図しない結果が起きうる。性)を示しますIC50対象の働きを半分に抑えるのに必要な薬物濃度で、値が小さいほど強く阻害する。hERG阻害の強さを表す。/EC50応答を半分まで立ち上げる濃度のことで、作動薬など活性化系の効力指標に使う。、Ki、阻害様式、標的占有薬が狙った標的に実際どれだけ結合しているかの度合い。標的占有とも呼ばれる。率、耐性変異でのシフト、下流シグナルの変化細胞毒性物質が細胞の生存や増殖を障害する性質のことで、過剰な細胞毒性条件下では偽陽性の遺伝毒性シグナルが生じやすくなる。による見かけの効果と、真の標的阻害を切り分ける必要があります。不可逆阻害剤トランスポーターの働きをふさぐ薬。他の基質薬の輸送を妨げ、短期間で濃度を変える。ではkinact/KIで評価します

このトピックで使う装置・試薬64

装置・試薬の多くはモダリティを問わず共通に使われます。ここでは各モダリティの文脈での使い方として示しており、名称のリンク先(製品ガイド)は横断で参照できます。

抗体10
装置・機器4
  • マイクロプレート・ルミノメーター(レポーターアッセイ読み取り)Promega GloMax Discover / GloMax Navigator、BMG LABTECH CLARIOstar、Tecan Spark
  • フローサイトメーター(標的細胞死・エフェクター細胞解析)BD FACSymphony A5、Beckman Coulter CytoFLEX / CytoFLEX LX、Thermo Fisher Attune NxT
  • リアルタイム細胞解析(インピーダンス法での傷害モニタリング)Agilent xCELLigence RTCA MP、Sartorius Incucyte SX5(ライブセルイメージング)
  • CO2インキュベーター・BSC(一次細胞/レポーター細胞培養)Thermo Fisher Heracell Vios、Panasonic/PHCbi MCO-170AIC
試薬・キット6
  • ADCCレポーターバイオアッセイ(FcγRIIIa-NFAT-Luc Jurkat)Promega ADCC Reporter Bioassay V Variant、BPS Bioscience ADCC Bioassay Effector Cell V Variant NFAT-Luc Jurkat (60541)
  • ADCPレポーターバイオアッセイ(FcγRIIa-NFAT-Luc)Promega FcγRIIa-H ADCP Reporter Bioassay
  • CDCバイオアッセイ/補体依存性細胞傷害キットSvar Life Science iLite CDC Bioassay、正常ヒト血清補体(Complement Technology Normal Human Serum / QuidelOrtho Human Complement Standard)
  • 細胞傷害・生存ルミネッセンスアッセイPromega CellTiter-Glo、Promega CytoTox-Glo Cytotoxicity Assay
  • エフェクター一次細胞・分離キット(NK/PBMC)Miltenyi Biotec NK Cell Isolation Kit / MACS、STEMCELL EasySep Human NK Cell Isolation Kit
  • サイトカイン定量(活性化・機能確認)R&D Systems Human IFN-γ Quantikine ELISA、Meso Scale Discovery (MSD) U-PLEX
ADC9
装置・機器4
試薬・キット5
  • 細胞生存・細胞傷害ルミネッセンスアッセイ(バイスタンダー含む)Promega CellTiter-Glo、Promega CytoTox-Glo
  • アポトーシス検出アッセイ(ペイロード作用機序確認)Promega Caspase-Glo 3/7 Assay、BD Pharmingen Annexin V-FITC / PI
  • 抗原陽性/陰性細胞パネル(標的依存性の対照)ATCC ヒト腫瘍細胞株(例:SK-BR-3, MDA-MB-468)、標的抗原ノックアウト/過剰発現アイソジェニック株
  • 内在化・抗体標識試薬(抗原介在取り込み評価)Promega HiBiT/NanoBiT内在化系、pH感受性色素 pHrodo(Thermo Fisher)標識抗体
  • 対照試薬(アイソタイプ・非結合対照抗体)アイソタイプ対照ヒトIgG1(例:BioXCell InVivoMAb human IgG1 isotype control)
mRNA-LNP9
装置・機器4
試薬・キット5
  • レポーター遺伝子mRNA発現アッセイ(翻訳量)Promega Luciferase Assay System / ONE-Glo、eGFP mRNA-LNP(HEK293T/A549等でのGFP発現)
  • 発現タンパク定量ELISA(目的タンパク量)R&D Systems Quantikine ELISA、Meso Scale Discovery (MSD) アッセイ
  • 抗原特異的T細胞応答(ワクチン機能確認)Mabtech ELISpot Pro Human IFN-γ、CTL ImmunoSpot Human IFN-γ、Mabtech FluoroSpot Flex IFN-γ/TNF-α/IL-2/Granzyme B
  • トランスフェクション対象細胞・培地ATCC HEK293 / A549 / Vero、初代ヒトPBMC/樹状細胞
  • サイトカイン多重測定(応答プロファイル)Luminex ヒトサイトカインパネル(Thermo Fisher ProcartaPlex 等)、MSD U-PLEX
AAV9
装置・機器4
試薬・キット5
  • 感染力価(機能的力価)/TCID50アッセイ試薬AAV感染性力価用細胞(HeLaRC32、HEK293)+野生型アデノウイルス5共感染、qPCR/ddPCR検出試薬
  • 分泌型タンパク活性・定量アッセイ(培地中活性)発色基質による酵素活性測定、目的タンパクELISA(R&D Systems Quantikine 等)
  • 細胞内酵素活性・基質代謝アッセイ(欠損機能回復)蛍光/発色酵素基質キット(例:4-MU基質によるリソソーム酵素活性)
  • レポーター系・トランスジーン発現検出GFPレポーター、Promega Luciferase Assay System、RT-qPCR用逆転写・SYBR/TaqMan試薬
  • 患者由来/疾患モデル細胞患者由来線維芽細胞・iPS細胞由来分化細胞、疾患モデル細胞株
核酸9
装置・機器4
試薬・キット5
  • RNA抽出・逆転写・qPCR試薬(mRNA定量)Qiagen RNeasy、Thermo Fisher TaqMan Gene Expression Assays、Bio-Rad iScript cDNA Synthesis Kit
  • ウエスタン/キャピラリー免疫測定試薬(タンパク定量)Bio-Techne ProteinSimple Jess用試薬、標的特異抗体(Cell Signaling Technology 等)
  • トランスフェクション試薬(siRNA/ASO導入)Thermo Fisher Lipofectamine RNAiMAX、Horizon Discovery DharmaFECT、ASOはgymnotic uptake(試薬なし)併用
  • 陰性対照核酸(配列特異性の確認)スクランブル/ノンターゲティングsiRNA(Horizon Dharmacon ON-TARGETplus Non-targeting)、ミスマッチASO
  • 細胞生存・毒性アッセイ(下流表現型/オフターゲット確認)Promega CellTiter-Glo、Promega CytoTox-Glo
細胞治療10
装置・機器5
試薬・キット5
  • ルシフェラーゼベース・キリングアッセイ試薬(標的細胞発現Luc)Promega Bright-Glo / ONE-Glo(ホタルルシフェラーゼ標的細胞)、Promega CytoTox-Glo
  • フローベース細胞傷害・生存色素Thermo Fisher CellTrace CFSE、Calcein-AM、7-AAD / DAPI(生死判定)
  • IFN-γ等サイトカイン定量(ELISA/多重/ELISpot)R&D Systems Human IFN-γ Quantikine ELISA、MSD U-PLEX/V-PLEX、Mabtech ELISpot Pro Human IFN-γ
  • 抗原陽性/陰性標的細胞・エフェクター拡大用試薬標的抗原発現/ノックアウト細胞株(ATCC等)、Miltenyi/STEMCELL T細胞分離キット、抗CD3/CD28刺激(Miltenyi MACS GMP T Cell TransAct、Thermo Dynabeads)
  • 増殖トラッキング試薬(E:T比での拡大測定)Thermo Fisher CellTrace Violet、CountBright Absolute Counting Beads
低分子8
装置・機器4
試薬・キット4
  • 酵素アッセイ試薬Promega ADP-Glo Kinase Assay、Promega Kinase-Glo、Cisbio HTRF KinEASE
  • 標的エンゲージメントアッセイPromega NanoBRET Target Engagement
  • ゲノム編集試薬(オンターゲット性の検証)Thermo Fisher TrueGuide sgRNA / Lipofectamine CRISPRMAX、IDT Alt-R CRISPR-Cas9
  • シグナル検出用抗体(リン酸化特異抗体等)Cell Signaling Technology、Abcam
規制・注意承認申請では機能アッセイの多くが力価(ポテンシー)試験として品質管理に組み込まれ、MoAを反映した定量的・妥当性確認済みの方法であることが求められます(ICH Q6B、生物薬品の規格の一般原則)。細胞治療・遺伝子治療のように単一指標でMoAを十分に反映しにくい製品では、複数指標を組み合わせるマトリックスアプローチがFDAのガイダンスで示されています。品質面ではICH Q5D(細胞基材の由来・特性解析)等も関連します。

一次資料ICH Q6B(生物薬品の規格及び試験方法:力価/生物活性の考え方、参照標準に対する相対力価)、ICH S6(R1)(バイオ医薬品の非臨床安全性:薬理学的活性の把握)、ICH Q5D(細胞基材の由来及び特性解析)、FDA Guidance "Potency Tests for Cellular and Gene Therapy Products"(マトリックスアプローチの出所)。なおFDAは2023年に後継のドラフト "Potency Assurance for Cellular and Gene Therapy Products" を公表しています。

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