シリーズ全9本・合計 約60分

抗体医薬の培養(上流工程)

CHO細胞を使う理由から、シードトレイン、フィード設計、溶存酸素とpHの制御、スケールアップ、灌流培養まで、抗体の培養工程を流れに沿って解説します。

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  1. なぜモノクローナル抗体はCHO細胞で作るのか?高発現だけではない理由なぜモノクローナル抗体はCHO細胞で作るのか?高発現だけではない理由抗体はヒトの体の中で働く薬なのに、作る細胞はヒトではなく、チャイニーズハムスターの卵巣に由来するCHO(Chinese Hamster Ovary)細胞が主役です。1本目・約6分
  2. シードトレインとは?本培養へ細胞をつなぐ工程とよくある失敗シードトレインとは?本培養へ細胞をつなぐ工程とよくある失敗抗体医薬の本培養は、2週間前後で終えるのが一般的です。ところが、その本培養に入れる細胞をそろえるまでに、20〜30日かかることがあります。2本目・約6分
  3. CHOフェドバッチのフィード設計:添加時期・量・浸透圧の決め方CHOフェドバッチのフィード設計:添加時期・量・浸透圧の決め方フェドバッチのフィードは、濃く入れれば力価が伸びる、という単純な話ではありません。2021年に報告されたCHO培養の研究では…3本目・約6分
  4. 溶存酸素とkLa(酸素移動容量係数)とは?培養の酸素供給溶存酸素とkLa(酸素移動容量係数)とは?培養の酸素供給溶存酸素(DO、Dissolved Oxygen)は、培養液に溶けて細胞が実際に使える唯一の酸素です。4本目・約10分
  5. CHO培養のpH制御とCO2とは?大きな槽でpHが言うことを聞かない理由CHO培養のpH制御とCO2とは?大きな槽でpHが言うことを聞かない理由CHO細胞の培養を4 Lから1000 Lへ移したところ、液に溶けているCO2が、小さな槽の平均68 mmHgから大きな槽の平均179 mmHgへ跳ね上がりました。5本目・約6分
  6. CHO培養の乳酸「代謝シフト」とは?途中で減り始める理由CHO培養の乳酸「代謝シフト」とは?途中で減り始める理由CHO細胞の培養では、乳酸が増殖期に溜まり続けたあと、中盤から減り始める培養があります。細胞が自分で外へ出した乳酸を、今度は燃料として拾い直しているからです。6本目・約6分
  7. バイオリアクターのスケールアップとは?最初に足りなくなるのは何かバイオリアクターのスケールアップとは?最初に足りなくなるのは何か5 Lの培養槽では、増える速さも、いちばん濃くなったときの細胞数も、抗体の量(力価)も、細胞1個あたりの生産性も、大きな槽とそろえることができました。7本目・約6分
  8. 灌流培養とは?流加(フェドバッチ)との違い・メリットと注意点灌流培養とは?流加(フェドバッチ)との違い・メリットと注意点培養液1 mLの中に、細胞が2億個以上も詰まっていました。2013年に報告された灌流培養の実験で、細胞はそこまで濃くなっています。8本目・約7分
  9. N-1灌流(パーフュージョン)とは?メリットと注意点N-1灌流(パーフュージョン)とは?メリットと注意点本培養の槽を変えず、培養の日数も延ばさずに、取れる抗体の量を2倍にできるでしょうか。2020年に、それができたという報告が出ています。9本目・約7分

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