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2026.11.04•エー・アンド・デイ

エー・アンド・デイ、セミマイクロ電子天びん「BM-Sシリーズ」を発売

0.01 mg表示を101 gまで、設置環境の繰り返し性も本体で確認

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Photo: Buddy AN / Unsplash

エー・アンド・デイは10月29日、セミマイクロ電子天びん「⁠BM-Sシリーズ⁠」を発売した。最小表示は0.01 mg(BM-255DSは101 gまで、それ以上は0.1 mg)で、ひょう量はBM-255DSが250 g、BM-125DSが120 g。同社は研究開発と品質管理の現場で求められる高精度計量に対応した製品と位置づけている。

風袋を載せても0.01 mg表示、BM-255DSは101 gまでの精密レンジ

本製品はスマートレンジ機能を備え、重い容器を風袋引きした場合でも0.01 mg単位で正味重量を計量できる。同社の仕様表では、0.01 mgの最小表示が使える精密レンジはBM-255DSが101 gまで、BM-125DSが51 gまでで、この範囲を超える風袋を載せても、ひょう量内であれば風袋引きで精密レンジに戻して計量できる。

繰り返し性(標準偏差)は同社公表値で、BM-255DSが0.02 mg(測定荷重50 g)、BM-125DSが0.03 mg(同50 g)。標準価格は税抜で32万5,000円と29万5,000円。

内蔵分銅による繰り返し性確認で、設置環境のばらつきを数値で把握

繰り返し性は設置場所で変わるため、本製品には内蔵分銅で10回測定して標準偏差を表示する機能が入っている。同社は、天びんを設置してこの機能を使うと設置環境での繰り返し性を確認できるとしている。気流や振動の影響は設置してみないと分からないため、設置後に同じ手順で数値を記録できる。

感度調整も内蔵分銅で行う。ワンタッチの感度調整に加え、温度変化に応じて自動で調整する設定もある。正確さだけを見るキャリブレーション・テストも内蔵分銅で実行でき、結果はGLP/GMP等に対応した保守記録として出力できる。

導電性ガラス風防と2種の風防リング、計量値はPCへ直接出力

風防には帯電防止用に金属膜を形成した導電性ガラスを採用した。風防リングは気流や対流を遮る高いものと、計量紙やフィルターに接触しにくい低いものの2種類が付属する。

外部出力はRS-232C(D-Sub 9ピン)、USB(Type-C)、3.5 mmステレオジャック。USBはドライバ不要でPCへ直接出力する単方向と、双方向通信を切り替えられる。本体には日付・時刻つきの計量値を最大200件、感度調整の履歴を最新50件まで記憶する。

パスワードは管理者・使用者(10名まで)・ゲストの3段階。同社は、キーロックで天びんを外部機器のコマンドだけで操作できる状態にすると、データの改ざんを防止するソフトウェアシステムを構築でき、監査証跡やユーザー認証を実現して「21 CFR Part 11」などの規格への準拠も可能になるとしている(データインテグリティ)。

実務の確認ポイント電子天びんの導入における留意点

最小計量値は、同社が参考値としてBM-255DSで20 mg、BM-125DSで24 mgと示している。最小秤量は許容できる誤差と設置環境の繰り返し性から決まるとされ、同社も通常の使用範囲がひょう量付近でなければ、日常点検用に実際の測定対象に近い質量の分銅を用意するよう勧めている。内蔵分銅による繰り返し性確認の結果は約200 gでの測定で、仕様表の繰り返し性の条件とは違うため参考値として扱うよう、同社は注記している。

日常点検と定期校正の分担も先に決める。同社は推奨の校正用分銅をBM-255DSに200 g(E2級相当)、BM-125DSに100 g(E2級相当)とし、分解能の高い天びんの感度調整にはJCSS校正された分銅を推奨している。内蔵分銅の質量が使用環境や経年で変化しうる点も仕様に添えられており、内蔵分銅による調整をどこまで記録とし、外部分銅による校正をどの頻度で挟むかは、適格性評価と校正手順の側で決める。試験室の装置台帳と校正期限の管理では、8月にElemental Machinesが資産管理基盤を発売している。

※ 本ページは2026年10月29日のエー・アンド・デイの発表をもとにした紹介です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。

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本記事はメーカーの公式発表をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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