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2026.10.21•Prolific Machines

Prolific Machines、光遺伝学のバイオ製造で5000万ドルのシリーズB2を初回クローズ、NantWorksと提携

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Photo: Logan Voss / Unsplash

光で遺伝子の発現を切り替える生産細胞と照明装置を開発する米Prolific Machinesは10月14日、5000万ドルのシリーズB2の初回クロージングを発表しました。主導したのは、成長段階の企業に投資するAtoms & Bitsと、パトリック・スン=シオン氏の投資会社Nant Capitalです。累計の調達額は1億ドルを超えました。スン=シオン氏のNantWorksとは、傘下企業のバイオ医薬品に同社の技術を使う提携も結んでいます。資金は、大手製薬やバイオテックとの案件の拡大に充てます。相手には売上上位20社に入る製薬会社が複数含まれますが、社名は公表していません。新規のバイオ医薬品、バイオシミラー、ウイルスベクターでのスケールアップにも使います。

光で決める発現のタイミング

同社の技術は、光に反応するタンパク質を細胞に組み込み、光を当てるかどうかで遺伝子のスイッチを入れたり切ったりする光遺伝学(オプトジェネティクス)を、製造に持ち込んだものです。光遺伝学そのものは、2026年のノーベル生理学・医学賞の対象にもなりました。同社によれば、培養の途中で発現の時期と強さを変えられるので、細胞を増やす段階と、目的のタンパク質を作らせる段階を分けられます。

発現を必要なときだけ入れる仕組みは、これまでもありました。ウイルスベクターの安定産生細胞では、細胞に毒性のある成分を、テトラサイクリンなどの薬剤で必要なときだけ発現させる誘導系が広く使われています。同社の方式は、そのスイッチを薬剤から光に置き換えるものです。AAVについても、HEK細胞の安定産生株で、毒性のある複数の成分の発現を光で制御する開発を予告しています。

実績として同社が挙げるのは、今回の調達より前、今年に入って公表した数字です。抗体を作るCHO細胞の15日間の強化型フェドバッチ培養で、力価(培養液1Lあたりの抗体の量)が21 g/Lに達したとしています。業界の標準は10 g/Lを下回る、というのも同社の当時の説明です。21 g/Lは同社の公表値で、5月にFierce Pharmaが報じています。

培養バッグの外に並べるLED照明

光を当てる装置は、個別に制御できるLEDを多数、同社が「ステーブ」と呼ぶアルミの棒に組み込んだモジュールです。Fierce Pharmaによれば、これを従来型の培養槽の半透明のバッグの周りに取り付け、大きな槽ではモジュールを上に積み重ねることもできます。CEOのデニズ・ケント氏は「どんな培養槽でも照らせる。大きさもブランドも関係ない。変えるのはモジュールの数と並べ方だけだ」と述べています(発言は編集部訳)。同社は拡張できることを実証済みとしていますが、量産規模の槽での具体的なデータは今回の発表に含まれていません。

同社は、光に反応する細胞株と工程の開発を受託するほか、技術のライセンスや、提携するCDMOでのGMP製造も支援するとしています。今後は、顧客の拠点を回り、照明装置や細胞株が想定どおり動いているかを現場で確かめる技術者を増やす方針です。スン=シオン氏は、10月6日に発表されたMultiply LabsのシリーズBも主導しました。

同社は、細胞株と照明装置を組にして納め、培地やフィードの改良とは別の筋で力価を上げようとしています。今回の資金で問われるのは、同社公表の21 g/Lが顧客やCDMOの槽でも再現できるかです。

※ 本ページは2026年10月14日のProlific Machinesの発表と同社のウェブサイト、同日と2026年5月5日のFierce Pharmaの報道をもとにした紹介です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。

プレスリリース
prnewswire.com
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本記事は企業のプレスリリースをもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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