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2026.09.25•Nirrin Technologies

Nirrin、TALOSとATLASを1台にまとめた新プラットフォームをBPI Eastで披露

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Photo: Adam Bezer / Unsplash

工程内分析(PAT)装置を手がける Nirrin Technologies が、9月22日からボストンで開催中の BioProcess International East 2026 のブース831で、新しい分析プラットフォーム「⁠TL-NIR(チューナブルレーザー近赤外)」を披露しました。同社が2026年6月に発売した高精度チューナブルレーザー分光(HPTLS™)を土台に、⁠タンパク質定量ワークフロー「TALOS™」と多成分定量ワークフロー「ATLAS®」を、1つの共通ハードウェアの上でソフトウェアとして切り替えて使える構成にしています。

モデルを介さず、濃度をそのまま返す

一般的な近赤外(NIR)分光は、広帯域の光源を使ってスペクトル(波長ごとの吸収パターン)を取得し、そこから濃度などの値を推定するためのモデル(検量線)を別途作り込む必要があります。モデルの構築には多数のサンプルでの校正が要り、原料や工程が変わるたびに作り直しが発生しやすいのが実務上の負担でした。

TL-NIRは、広帯域光源の代わりにチューナブルレーザーを使います。個々の波長に光の出力を集中させられるため、従来型のNIRよりも高いS/N比(信号対雑音比)が得られるとしています。この仕組みにより、⁠スペクトルを介さず濃度を直接返す「モデルフリー」の測定をうたっている点が特徴です。モデルの作り込みが要らなければ、原料ロットや工程条件が変わるたびに検量線を作り直す手間を減らせます。

工程開発から商用製造まで、同じ装置構成で

TL-NIRは、at-line(工程の傍らで測る)とin-line(工程内に組み込む)の両方の形態で提供され、in-line構成はフローセル方式とプローブ挿入方式のどちらも選べます。工程開発から治験薬製造、商用製造まで、⁠同じアーキテクチャの装置構成を保ったまま規模を移行できることを狙いとしています。分析法をスケールごとに作り直す必要がなければ、技術移管のたびに測定法のバリデーションをやり直す負担を抑えられます。

Nirrinはこれまで、タンパク質定量に特化した「TALOS」と、複雑な生体材料の組成分析に使う「ATLAS」を別々の製品として展開してきました。実際、ZEISS Meditec傘下のHyaltechは2026年6月、ヒアルロン酸の製造工程での組成分析にATLASを導入しています。今回のTL-NIRは、この2つのワークフローを1台のハードウェアに統合する動きにあたります。

もっとも、披露されたのは展示会場でのプラットフォームであり、商用提供の時期や価格、対応可能な原料・製品の範囲は今回の発表では示されていません。

測るたびにモデルを作り直す手間を装置の設計で減らせるかどうかが、工程内分析を広げられるかどうかの分かれ目になります。

※ 本ページはBioProcess International East 2026(2026年9月22日〜25日、ボストン)での展示・報道をもとにした紹介です。仕様・提供時期の詳細は公式情報をご確認ください。

業界メディア報道
genengnews.com
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本記事は業界メディア等の報道をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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