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2026.10.25•Zylidac Bio / Prolific Machines

Zylidac BioとProlific Machinesが提携、光で制御する細胞株をGMP製造へ──まず50Lで技術移管し、原薬から包装までを分担

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Zylidac BioとProlific Machinesは10月21日、光で遺伝子の発現を制御する細胞株を、GMP(医薬品の製造管理と品質管理の基準)の製造につなぐ提携を発表しました。Prolificが細胞株の開発を受け持ち、Zylidacがプロセス開発とスケールアップ、原薬と製剤の製造、充填、包装までを担います。両社によれば、最初にProlificの工程を50Lで技術移管してZylidacの施設で同じ結果が出ることを確かめ、そのうえで顧客の品目を250L、GMPの製造規模へ進めます。契約の金額、技術移管を終える時期、GMP規模に届く時期、この道筋を使う顧客の品目名は、いずれも公表していません。両社はともにカリフォルニア州エマリービルに本社を置いています。

細胞株までをProlific、そこから先をZylidacが持つ

新しい発現技術を持つ会社は、どこかで製造を外に渡します。GMPの製造設備と品質システム、原薬から製剤・充填・包装までの体制を自前で立てるには時間と資金がかかるので、内製か委託かの分かれ目は、技術を持っている側にも同じようにあります。渡すときに問われるのは、その技術が相手の標準の工程と設備に載るかどうかです。

今回の提携は、その境目を細胞株の開発が終わるところに置きました。Zylidacは、インドのZydus Lifesciences傘下の生物製剤のCDMOで、2026年1月にAgenusから取得したエマリービルの製造施設(83,000平方フィート)を拠点にしています。Zylidacの最高商務責任者のSteve Lavezoli氏は、Prolificが早期の細胞株の開発に注力し、Zylidacが後の段階に必要なプロセス開発、スケールアップ、GMPの製造能力を受け持つ形だと述べています。顧客の品目はProlificで細胞株をつくり、そのままZylidacへ移してスケールアップから包装まで進みます。Zylidacは、1つの品目を1つの施設、1つの品質システム、1つの契約で通すと説明しています。

受ける側が製造設備を新しく建てる必要はない、というのが両社の説明です。Prolificの技術は、光に反応するタンパク質を細胞に組み込み、光の当て方で発現の強さを変えるもので、照明装置は標準の培養槽に合わせて使います。両社は、この照明装置がZylidacの既存の培養槽でそのまま動くとしています。

50Lの技術移管の先で問われる点

50Lで見るのは規模ではなく、施設が替わっても同じ結果が出るかです。両社は、Prolificの工程を50Lで技術移管し、Prolificが出した結果をZylidacの施設で再現すると説明しています。Prolific自身は2025年4月に、自社のパイロット設備でステンレス槽を使った200Lの光制御培養を終えたと発表しており、今回の50Lは規模を伸ばす段ではなく、場所と手順を替えても同じ結果が出るかを見る段にあたります。

再現の目安になるのは、Prolificが公表している21 g/Lです。モノクローナル抗体をつくるCHO細胞の15日間の強化型フェドバッチ培養で得た小スケールの自社公表値で、ほかの複雑な形のタンパク質では力価が最大3倍になったとしています。対象として両社が挙げているのは、多重特異性抗体(2つ以上の標的に同時に結合する抗体)、融合タンパク質、サイトカインのように、発現させにくいタンパク質です。製造規模で21 g/Lが出たという発表は、まだありません。

当局との相談も、この道筋には先に入っています。Prolificは2025年5月、FDA(CDER)のEmerging Technology Program(新しい製造技術について、申請の前に当局と論点を詰める枠組み)に選ばれ、規制当局とより近い形で進められるようになったと発表しています。発現を制御する仕組みを技術移転の資料にどう書くかは、移管先を選ぶ段階から決まる論点になることがうかがえます。

細胞株の技術を持つ会社とCDMOの間で、工程の切り方と設備の負担を先に決めた提携です。次に見るのは、小スケールの21 g/Lが50Lの移管でも出るかで、ここが通れば最初のGMP製造を何Lで打つかの判断まで変わります。

※ 本ページは2026年10月21日のZylidac BioとProlific Machinesの発表、およびProlific Machinesのウェブサイトをもとにした紹介です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。

メーカー公式
zylidacbio.com
メーカー公式を見る ↗

本記事はメーカーの公式発表をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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