テキサス州College Stationに拠点を置くCDMOのMatica Biotechnologyが、同じテキサスのBondwell Technologiesと組みます。Bondwellが開発しているタンパク質素材について、製法の開発と最適化を引き受け、商用化までを支える内容です。提携そのものの発表は9月9日で、韓国側の報道が9月21日に出ました。
Matica Bioは韓国のCHA Biotechの米国子会社で、College Stationの施設は2022年に立ち上がっています。これまで手がけてきたのは細胞・遺伝子治療の受託でした。
蓄積を、隣のモダリティへ持ち出す
持ち出そうとしているのは、自社の細胞株MatiMaxと、分析法開発・工程開発の蓄積です。ウイルスベクターの製造で培った工程開発の手順を、組換えタンパク質の製造に当てる形になります。
細胞・遺伝子治療とタンパク質医薬では、培養のやり方も精製の並びも違います。それでも共通するものはあって、培地と供給の設計、スケールを上げたときの挙動の読み方、そして工程内の不純物を何で測るかという分析の組み立ては、モダリティをまたいで効きます。逆に効かないのは、目的物そのものを測る手段です。力価も純度も、対象が変われば一から作り直しになります。
受託側が複数のモダリティを1つの敷地に載せる動きは広がってきましたが、この件は設備の話ではなく、工程開発という人の腕の話です。
金額と時期は明かされていない
発表では、開発の時期も金額も、対象となる個別の製品も示されていません。どこまでの範囲を請け負うのかは、報道からは分かりません。
設備は建てれば増えますが、工程開発の腕は持ち出して初めて増えます。
※ 本ページは公開情報をもとにした紹介です。提携の範囲・時期・条件の詳細は公式情報をご確認ください。