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2026.09.22AGC Biologics

AGC Biologics横浜、5,000L単回使用槽を2基

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Photo: Adam Bezer / Unsplash

AGC Biologicsが、横浜に建てている新拠点へThermo Fisher Scientificの5,000L単回使用バイオリアクター「DynaDrive」を2基入れます。あわせてCytivaの2,000L槽を4基据え、単回使用の培養能力として18,000Lを足す構成です。

建屋は4階建てで延床20,000m²、着工は2024年1月でした。完成は2026年12月の予定で、そのタイミングで一部の顧客と関係者に見学の機会を設けるとしています。GMP製造の開始は2027年です。投資額は500億円(3億2,500万ドル)。扱うのは動物細胞由来のタンパク質医薬、細胞治療、そしてmRNAです。

7月28日には、この横浜拠点を使う商用製造の契約を獲得したと発表しており、規模は数億ドルとされています。

5,000Lという数字が意味するもの

単回使用の培養槽は長らく2,000Lが上限とされてきました。バッグの強度、撹拌翼の入れ方、そして酸素の供給が、それ以上のスケールでは難しかったからです。5,000Lが2基入るということは、ステンレスと単回使用の境目が、少なくとも抗体の商用生産の一部では動いたことを示しています。

ただし、18,000Lという数字をステンレスの18,000Lと同じものとして読むと、見誤ります。単回使用の槽は1バッチごとにバッグを替えるので、洗浄と滅菌の時間が要らないかわりに、スケールアップの連続性は槽の形に縛られます。DynaDriveは底部にモーターを直結する構成で、Cytivaの2,000L槽とは撹拌の作り方が違います。⁠同じ敷地に2社の槽が並ぶということは、工程を移すときに撹拌の条件を取り直す場面が出てくる、ということでもあります。

国内にできる商用スケールの選択肢

日本国内で、動物細胞培養の商用スケールを単回使用で確保できる拠点はまだ多くありません。そこへ18,000Lが足されます。mRNAと細胞治療も対象に入っているので、モダリティをまたいで枠を取り合う形になります。

稼働後にどのモダリティへどれだけ配分されるのかは、現時点では分かりません。

槽の大きさより、2027年に空いている枠が何Lぶんあるかのほうが、依頼する側には効いてきます。

※ 本ページは公開情報をもとにした紹介です。設備構成・投資額・時期の詳細は公式情報をご確認ください。

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本記事はメーカーの公式発表をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報・一次情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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