Product Guide | 遺伝子治療 / AAVベクター

AAVベクターの製品ガイド

AAVベクターAdeno-Associated Virus (AAV))の製造工程ごとに、使う試薬・装置・培養資材・分析・支援サービスを整理しています。主流ベクター。空・実カプセルの分離と精製が核心。

Upstream

上流工程(細胞培養・ベクター産生)

プロデューサー細胞(HEK293など)を準備し、トリプルトランスフェクションでAAVゲノム・Rep/Cap・ヘルパー遺伝子を導入して、培養槽でベクターを産生する工程です。空・実カプセル比やゲノム力価は上流条件に大きく左右されるため、培養制御とPATが重要になります。

Harvest & Clarification

回収・清澄化

産生を終えた培養液から細胞を溶解してベクターを遊離させ、ヌクレアーゼで残存核酸を分解したうえで、細胞デブリを除去して後段クロマトグラフィーへ送れる澄んだ液に仕上げる工程です。

Purification

精製(捕捉・空実分離・ポリッシュ・UF/DF)

アフィニティ捕捉でAAVカプセルを選択的に回収し、AAV精製の核心である空・実カプセル分離で目的の実カプセルを濃縮、さらにポリッシュ精製で近縁不純物を除き、UF/DFで濃縮とバッファー交換を行う工程です。

Formulation & Fill

製剤・充填

濃縮・精製したAAVベクターを安定な処方に整え、無菌ろ過・充填を行い、液剤または凍結製剤として保存できる形に仕上げる工程です。低濃度ベクターの吸着・凝集を抑える処方と無菌性の確保が重要になります。

Quality & Analytics

品質評価・分析

AAVの主要CQAである空・実比(ゲノム含有カプセル率)、ゲノム力価、カプセル力価、純度・凝集体、宿主由来不純物、ウイルス安全性を評価する分析の製品群です。空実比とゲノム/カプセル力価の正確な定量がAAV品質管理の中心になります。