まずこれ約6分
ICH S6(R1)とは?抗体医薬の毒性試験が低分子と違う理由
抗体医薬の毒性試験は、低分子のようにラットとイヌの2種では組みません。薬が効く動物が限られ、毒性は標的への作用の延長で出るからです。ICH S6(R1)で変わる動物種、免疫原性、初回投与量と、FDAが2025年に示したサル試験の見直し案を解説します。
詳しく分かる項目:標的の配列・動物の標的への結合
創薬候補を選んでいる10項目のうち7番目
標的に結合し、人と同じように働く動物がいるかを見る
終えたときに手元にあるもの候補ごとに、動物種別の標的の配列の一致度・結合の強さ・細胞での活性・代謝の比較を並べた動物種選定の根拠
非臨床の毒性試験は、動物でも薬理作用が出なければ人の予測にならないからです。関連動物種がいないと分かるのが候補を決めたあとだと、動物用の代替の分子や遺伝子改変動物を作るところから始めることになり、非臨床の日程が大きく延びます。
候補の動物の標的の配列を集め、人との一致度を比べます。
動物の標的への結合と、動物の細胞での働きを、人と同じ条件で測ります。
低分子は動物と人の代謝を比べ、抗体は組織での結合分布を比べます。
関連動物種が2種か1種か、いないかを決め、根拠を書きます。
いない場合は、代替の分子か遺伝子改変動物で評価する計画と期間を、候補選びの判断に含めます。
こういうとき関連動物種が1種しかないとき(抗体)
こうする1種で試験を組む根拠を計画に書きます。効かない動物を足して2種にそろえることはしません(ICH S6(R1))。
こういうときどの動物にも薬理作用が出ないとき
こうする動物の標的に合わせた代替の分子か、人の標的を入れた遺伝子改変動物で評価する計画を立て、その期間を見込んで候補を選びます。
こういうとき人で多い代謝物を動物が作らないとき(低分子)
こうするその代謝物をよく作る動物種を選ぶか、代謝物そのものを合成して試験する道を検討します。
結合と細胞での働きの比較は自社でも行えます。組織の染色や代謝物の比較は、非臨床の受託企業に出すのが一般的です。
まずこれ約6分
抗体医薬の毒性試験は、低分子のようにラットとイヌの2種では組みません。薬が効く動物が限られ、毒性は標的への作用の延長で出るからです。ICH S6(R1)で変わる動物種、免疫原性、初回投与量と、FDAが2025年に示したサル試験の見直し案を解説します。
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詳しく分かる項目:組織での結合分布(抗体)
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この項目の記事は第9回「ICH S6(R1)とは?抗体医薬の毒性試験が低分子と違う理由」です。
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